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市長が全力で市内を取材し、紹介するコーナーです。取材先で皆さんの声を聴き、キラリと輝く戸田の宝を発掘します。
第55回 戸田中央総合健康管理センター
緊張和らげる工夫凝らす 多言語対応も
健康診断や人間ドック、脳ドックなどを受けられる戸田中央 総合健康管理センターを取材しました。広々したロビーは暖色の柔らかい明かりに包まれ、美術品が展示されています。センター長の平野 隆(ひらの たかし)医師は「リラックスして健診を受けていただけるように、ホテルをイメージした空間にしました。この施設を年間約3万6,000人が受診していて、そのおよそ3分の1が戸田市民です」と話します。
乳がんや子宮がんなどの女性特有の疾患を調べる「レディースドック」も行います。専用スペースを設け、検査上の不安やストレスの軽減に努めているそうです。乳がん早期発見と予防の重要性を広めるためのイベント「ピンクリボンウォーク」にも協力しています。また多様な受診者を受け入れるため、バリアフリーや多言語の対応を推進。胃部X線検査装置は手話のほか、英語や北京語、ベトナム語など8種類の言葉に対応しています。
創設者は名誉市民第1号
同センターは戸田市民を対象に特定健診や、肺がん、胃がん、大腸がんという「三大がん」の検診なども行っています。事業所に出向く巡回健診も実施し、年間に市内の約150の事業所を回ります。平野医師は「生活習慣病とがんが増加傾向にあります。がん検診を定期的に受診しなかったために、早期発見の機会を逃し、進行してから見つかる方がまだいらっしゃいます」と定期健診の重要さを語っていました。
センターは、1964年に中村 隆俊(なかむら たかとし)名誉会長(2022年に逝去)が開設した戸田中央総合病院を基幹病院とする戸田中央メディカルケアグループの施設です。中村名誉会長は、戸田市の医療・福祉・保健分野に多大な貢献をされた方で、名誉市民の第1号受賞者でもあります。また、中村名誉会長からの寄付金を基に戸田市教育基金が設置され、教育の質の向上と振興に役立てられています。
取材こぼれ話
戸田中央メディカルケアグループの創設者である中村 隆俊さんは若い頃、歌手・美空ひばりさんの家庭教師を務めました。その縁で、併設する中村隆俊記念館(入館無料)では、美空ひばりさんが身につけた着物や、当時の写真などが展示されています。
取材を終えて市長は
戸田中央総合健康管理センターと戸田市の関わりの強さを改めて感じました。戸田市では、市民を対象とした特定健診や後期高齢者健診の期間を、今年度から1月末まで延長しました。これにより、同センターで受け入れられる市民の数が増えています。認知症についての市民講座や啓発展示などにも協力してもらっています。今後とも連携を深め、市民の健康増進に努めたい思いを、改めて強くしました。
戸田中央総合健康管理センター
上戸田2-32-20
人間ドックや巡回健診など複数の健診に関わる機能を集約し、予防医学に特化した専門施設。精密検査や治療が必要な場合に、グループの戸田中央総合病院と連携できるのが強み。ホテルのような快適性を追求した空間設計をしている。
取材先募集中!
市長が市内の企業や事業所など、皆さんのところへ取材に行きます。申し込みは市長公室 電話番号 048-441-1800(内線423)まで。
