戸田市名誉市民　中村　隆俊氏のご逝去について

戸田市名誉市民 中村 隆俊氏のご逝去について

去る令和4年(2022年)12月9日、戸田市名誉市民である中村 隆俊氏がお亡くなりになりました。
享年95歳でした。心からご冥福をお祈り申し上げます。

市長コメント

戸田市名誉市民・中村隆俊氏の訃報に接し、謹んでお悔やみを申し上げます。

中村氏は、北海道大学医学部をご卒業後、昭和37年に戸田中央病院（現在の戸田中央総合病院）を開院されて以来「愛し愛される病院」の理念のもと、市民への安心安全な医療・介護・保健を提供し続けられました。

さらには、中村氏からいただいた寄付を基にして戸田市教育基金が設置され、経済的な理由によって進学や修学が困難な子どもたちに対して、教科書代や学用品、学校外活動にかかる費用を給付する制度が創設されるなど、本市の教育の向上・振興にも寄与されました。

平成28年10月には、多年にわたるこれらの功績に加え、スポーツ分野、環境分野、防犯分野、雇用分野、社会奉仕分野など、様々な分野において本市の発展に積極的に寄与された功績により、戸田市初の名誉市民となられました。

また、戸田中央メディカルケアグループとして、一都四県下に合計120カ所の関連事業所を展開され、創業以来、国内最大級の医療グループにまで育て上げられた功績が認められて、平成28年度の第15回渋沢栄一賞を受賞されております。

中村氏が築かれたご功績は、市民の安心・安全といのちと暮らしを守る礎として末永く顕彰されることを確信しております。

ここに、中村氏のご功績と、本市に対しての長年のご貢献に敬意と感謝を表するとともに、戸田市民を代表して哀悼の意を表します。

令和4年(2022年)12月16日

戸田市長　菅原　文仁