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市長が全力で市内を取材し、紹介するコーナーです。取材先で皆さんの声を聴き、キラリと輝く戸田の宝を発掘します。
第56回 株式会社Be-Links
中小企業のIT導入支援 DXをワンストップで
中小企業の業務の「見える化」や効率化をサポートする株式会社Be-Linksを取材しました。代表取締役の稲村 佳子(いなむら よしこ)さんは、システムエンジニアとして働く中で、自身のスキルを社会課題の解決に役立てたいのとの思いを強くしました。
出産を機に専業主婦として子育てに専念する時期を経て、社会との関わり方や働き方について改めて考えるようになります。その思いを実現できる環境を求めて転職しましたが、理想とする会社には出会えませんでした。そこで、中小企業のDX推進や女性の社会進出を支える会社を自らつくりたいと一念発起し、2022年にBe-Linksを創業しました。同社は、プログラミングができなくても使える業務改善クラウドサービス「kintone(キントーン)」の導入支援を得意としています。しかし、それだけに留まらず、ITで「見える化」を進めるなど、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の伴走者として、課題に合わせた最適なITツールやシステムを提案し、導入までワンストップで支援しています。
女性のキャリア復帰支える 元専業主婦の視点
Be-Linksでは稲村さんのほかに3人の女性従業員が活躍しています。稲村さんは大学卒業後、IT企業で8年間働き、出産を機に約10年間専業主婦として過ごしました。その後社会復帰し、6年間の会社員生活を経て、Be-Linksを創業しました。「キャリアブランクのある女性でも社会で活躍できる場をつくれないか。女性の活躍の場を広げたい」という思いから、3人の従業員はいずれも、家庭の事情などで毎日の通勤が難しく、基本的に在宅で仕事をしています。
稲村さんは専業主婦時代に育児サークルを運営。旧上戸田福祉センター(現あいパル)で、親子体操や歌、工作などを毎週定期的に開催し、一人で子育てを抱え込まない環境づくりに取り組んできました。創業後は、住民に身近に感じてもらえる企業になりたいと、戸田市商工祭にkintoneの体験コーナーを出展。県産業振興公社や市商工会でDX化のセミナーを開くほか、県内企業の支援にも力を入れています。
取材こぼれ話
県が主催する女性のビジネスプランコンテスト「SAITAMA Smile Women ピッチ 2023」でBe-Linksは優秀賞に輝きました。受賞したのは、同業の数社でDX化を進めるプラン。中小企業のIT導入のハードルを下げるべく、同業他社と共にイベントを開きたいと考えています。
取材を終えて市長は
「探す、待つ、転記する。その3つをなくせば、仕事は劇的に変わります」との稲村さんの話に納得しました。市では、職員の創意工夫を奨励する「職員提案制度」を設けています。なかでも2022年度に始めた「ひとり1カイゼン部門」では、1,400件を超える日常業務のカイゼン(改善)がなされてきました。kintoneを使って大幅な時短に成功した例も増えています。Be-Linksには企業のDX化のパートナーとして、また市内で起業したい人のモデルとして、飛躍していってほしいと思います。
株式会社Be-Links
新曽806-3 SNビル2F
中小企業のDXを通じた業務改善を支援する。「書類やデータが分散し探すのに時間が掛かる」「言った言わないでもめる」といった職場環境を改善。目指すのは、仕事に忙殺されずに、顧客対応や後進の育成、新規事業への挑戦など「人だからこそできる仕事に集中できる」職場づくり。
取材先募集中!
市長が市内の企業や事業所など、皆さんのところへ取材に行きます。申し込みは市長公室 電話番号 048-441-1800(内線423)まで。
