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「地域に寄り添い続ける」永井 啓之（ながい けいじ）さん 中町 82歳
生まれてからずっと戸田に住んでいる永井さんは、中町会の約2,000人の会員を5年にわたり取りまとめている町会長です。町会の役員だった頃から、長く受け継がれてきた地域の行事を大切にして、その魅力をさらに高めるための工夫を惜しまず続けてきました。一方で、新しい提案に対しても前向きで、柔軟さも持ち合わせている永井さん。若い世代の会員から「町会でSNSを始めたい」と声が上がった際には、すぐに受け入れて背中を押したと言います。
また、行事や運営に関する意見や相談が寄せられたときには、一つひとつ耳を傾け、改善策を共に考えながら、誠実に対応することを心掛けているそうです。こうした姿勢は、伝統を守る場面でも、新しい取り組みを進める場面でもぶれることはありません。さらに、町会内のコミュニケーションを何より大切にし、会員同士が安心して関われる環境づくりに力を注いでいる点からも、永井さんの温かな人柄が感じ取れます。
周囲からの信頼も厚く、地域の未来を想いながら歩みを進める永井さんの姿は、強い責任感と深い優しさであふれていました。