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市民医療センター 軍神 香美(ぐんしん よしみ)医師
子どもの権利条約は、全ての子どもが健やかに成長できるように定められた“国際的な約束”です。「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「意見を表す権利」の4つが基本で、子どもを一人の人間として尊重する考え方に基づいています。
医療の現場でも、この条約に基づく配慮が重要です。例えば、治療や検査について、子ども自身に年齢に応じて分かりやすく説明し、意見を聞くことが求められます。また、痛みや不安への対応、プライバシーへの配慮も必要です。病気や障害のある子どもも、平等に適切な医療を受ける権利があります。子どもの権利を尊重することは、安心できる医療環境づくりにつながります。大人たちには、子どもの声に耳を傾け、その思いを大切にする責任があります。
子どもの権利条約について詳しくは日本ユニセフ協会」をご覧ください。
