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広報戸田市 2025年12月号

市では、年2回、財政状況の公表を行っています。今回は、2024年度決算および2025年度上半期の状況についてお知らせします。

2024年度決算の状況

限られた財源を各事業に適切に配分し、経費全般について削減を図りながら、計画的・効率的な予算執行に努めました。

一般会計(地方公共団体の基本的・全体的な経費を経理する会計のこと)

歳入(収入済額)

686億315万7,887円(前年度比6.8パーセント増)

収入率(収入済額÷予算額)97.9パーセント

予算額

700億6,202万円

歳出(支出済額)

639億7,860万5,227円(前年度比5.8パーセント増)

執行率(支出済額÷予算額)91.3パーセント

市民一人当たりに換算すると…

2024年度一般会計決算額を市民一人当たりに換算した場合、次のようになります。

2025年4月1日現在 人口 14万2,182人(昨年度14万1,988人)

(注釈)市民一人当たりの歳出額は、2024年度の決算額を、2025年4月1日現在人口142,182人で割った金額です。負担したお金(市税)と市からの公共サービスとの差額については、国・県からの支出金収入や競艇事業収益配分金などの税以外の収入が充てられています

市民一人当たりの公共サービスにかかるお金

44万9,977円(昨年度 42万5,949円)

市民一人当たりの負担(市税)

21万7,229円(昨年度 21万2,540円)

市民一人当たりの借金の残額

14万7,048円(昨年度 14万3,207円)

収入済額

市税 45.0パーセント 308億8,611万1千円
国庫支出金 19.6パーセント 134億1,301万5千円
県支出金 5.6パーセント 38億2,674万1千円
繰越金 5.4パーセント 37億2,902万9千円
その他の歳入 5.4パーセント 37億6,308万1千円
地方消費税交付金 5.3パーセント 36億2,812万5千円
繰入金 5.0パーセント 34億4,385万円
市債 5.0パーセント 33億9,730万円
諸収入 3.7パーセント 25億1,590万6千円

支出済額

民生費 46.3パーセント 295億9,883万円
教育費 15.3パーセント 97億8,585万8千円
総務費 9.4パーセント 60億3,514万7千円
土木費 7.3パーセント 46億6,736万2千円
諸支出金 6.3パーセント 40億6,121万7千円
衛生費 6.2パーセント 39億4,622万6千円
公債費 4.6パーセント 29億4,480万2千円
消防費 2.7パーセント 17億2,970万2千円
その他の歳出 1.9パーセント 12億946万2千円

各歳出の主な内訳

民生費 生活保護扶助費 47億7,369万1千円
高齢者福祉事業など 27億7,140万6千円
民間保育所事業 57億4,026万2千円
私立幼稚園助成事業 4億3,167万3千円
こども医療費支給事業 8億4,978万6千円
教育費 小学・中学校費 62億388万7千円
学校給食事業 15億1,176万5千円
土木費 道路・橋りょう整備事業 7億2,520万8千円
河川整備 6億2,284万5千円
公園整備・緑化対策 7億9,173万3千円
総務費 コミュニティバス運行事業 1億2,762万8千円
防犯対策事業 1億798万2千円
衛生費 ごみ・し尿処理事業 16億3,840万6千円

特別会計(国民健康保険や市民医療センターなど特定の事業のための経費を、一般会計とは別に経理する会計のこと)

会計 予算現額 収入済額 支出済額
国民健康保険 104億3,274万3千円 104億2,473万7千円 101億723万9千円
市民医療センター 7億9,744万円 7億6,861万3千円 7億4,441万8千円
交通災害共済事業 655万2千円 420万8千円 352万4千円
海外留学奨学事業 981万4千円 262万6千円 244万円
火災共済事業 355万7千円 147万6千円 109万8千円
新曽第一土地区画整理事業 22億8,587万2千円 20億3,356万7千円 17億9,639万円
介護保険 85億97万9千円 82億3,229万4千円 81億6,244万5千円
新曽第二土地区画整理事業 5億6,435万9千円 5億5,624万5千円 4億9,012万4千円
後期高齢者医療 15億1,131万円 14億3,683万3千円 14億2,515万1千円
在宅介護支援事業 9,682万3千円 9,886万8千円 8,349万4千円
合計 242億944万9千円 235億5,946万7千円 228億1,632万3千円

(注釈)収入額には一般会計からの繰入金も含まれています

(注釈)各区分の金額は、千円未満で四捨五入しているため、一致しない場合があります

財政指標

2024年度決算で算出した財政指標は、実質赤字比率、連結実質赤字比率は黒字、実質公債費比率、将来負担比率は基準値を下回っており、いずれも「健全段階」にあります。

4つの財政指標

  戸田市の財政指標 [参考]早期健全化基準(戸田市)
実質赤字比率
普通会計に相当する一般会計および特別会計(以下、一般会計など)の赤字の程度を示し、資金繰りの深刻度を示す比率

(黒字)
11.68パーセント
連結実質赤字比率
水道事業など、市の全ての会計の資金繰りの深刻度を示す比率

(黒字)
16.68パーセント
実質公債費比率
一般会計などが負担する借入金返済額を指標化したもの。この比率が高いと各年度の財政運営が厳しくなる
7.8パーセント 25.0パーセント
将来負担比率
市の借入金など、財政負担の残高を指標化したもの。この比率が高いほど、将来的な財政負担が高くなる
23.1パーセント 350.0パーセント

2024年度に行われた主な事業(2024年度決算額)

危機管理防災課 災害備蓄品の強化 1,917万4千円

被災地で問題となった生活用水や電源の不足へ対応するため、避難者用の自動ラップトイレ整備、18万回分の災害用トイレ追加整備、避難所用の発電機や蓄電池整備を行いました。

保育幼稚園課 とだ保育士応援手当の支給 2億5,812万8千円

深刻化する保育士不足を解消するための経済的支援として、従前では、民間保育所などの保育士に賞与分として年額20万円の手当を支給していたところですが、新たに「とだ保育士応援手当」として給付額を倍増し、毎月の給与に3万4千円の上乗せ給付をすることで、年額で40万8千円の手当を支給しました。

経済戦略室 プレミアム付商品券の発行 2億4,488万2千円

物価高騰などの影響を受ける市内経済を支えるため、プレミアム付商品券を電子商品券として発行しました。利用期間が4~8月の春実施と9月~翌年1月の秋実施の2回分を販売し、市内事業者の支援と市内消費の活性化を図りました。

教育総務課 小学・中学校の防犯対策の強化 2億551万7千円

子どもたちが安心・安全に学校生活を送れるよう、市内全小学・中学校で、来校者用玄関のオートロック化や侵入防止のための防犯フェンスの設置を行いました。また、不審者の侵入対策の一つとして「ネットランチャーR」を各教室に配備しました。

2025年度上半期の状況

2025年度上半期は、長引く原材料価格・物価高騰が市民生活に大きな影響をもたらす中で、これまで推進してきた「子ども」「健康」「防災」をはじめとした各方面にわたる施策を実施しました。また、増加する社会保障経費への対応や公共施設の老朽化対策などにより、厳しい財政状況となっています。このような状況下で、諸事業については、国や県からの支出金収入や積立基金などの財源を活用するとともに、引き続き経費の節減を図りながら、効率的に実施するよう努めています。

市の財産

  • 市有地:127万2,189.87平方メートル
  • 建物:30万8,218.62平方メートル
  • 各種基金など:164億7,218万1,689円

(注釈)2025年9月30日現在

市債の現在高

市債は、市民の皆さんが長期間使用する公共施設を整備するため、一時的な財政負担とせず、長期にわたり借り入れる資金です。資金を長期的に借り入れることで、世代間の財政負担の公平性を図り、計画的な施設の整備を行うことができます。

  2025年9月末現在 市民一人当たり
一般会計 196億8,777万8千円 13万8,124円
特別会計 市民医療センター 5億2,483万4千円 3,682円
新曽第一、第二土地区画整理事業 26億6,877万円 1万8,723円
合計 228億8,138万2千円 16万529円

(注釈)市民一人当たりの額は、市債残高を2025年10月1日現在人口142,537人で割った金額です

歳入歳出執行状況(2025年9月30日現在)

区分 予算現額 収入率 執行率
一般会計 678億3,218万円 49.7パーセント 38.7パーセント
特別会計 国民健康保険 115億7,878万円 43.8パーセント 41.4パーセント
市民医療センター 8億8,771万3千円 52.9パーセント 35.0パーセント
交通災害共済事業 409万8千円 51.9パーセント 19.8パーセント
海外留学奨学事業 957万4千円 25.7パーセント 10.8パーセント
火災共済事業 265万7千円 32.0パーセント 0.0パーセント
新曽第一土地区画整理事業 32億2,986万円 38.8パーセント 36.6パーセント
介護保険 86億6,780万6千円 46.6パーセント 38.5パーセント
新曽第二土地区画整理事業 11億5,126万5千円 23.3パーセント 16.0パーセント
後期高齢者医療 15億2,314万7千円 36.3パーセント 29.2パーセント
在宅介護支援事業 1億547万3千円 49.9パーセント 35.9パーセント
特別会計合計 271億6,037万3千円 43.1パーセント 37.9パーセント
合計 949億9,255万3千円 47.8パーセント 38.4パーセント

(注釈)収入率:収入済額÷予算額、執行率:支出済額÷予算額

主な基金の現在高

基金は、特定の目的のために資金を積み立てたり、定額の資金を運用したりするために設置されるもので、主な基金の残高は次のとおりです。

財産を維持し、資金を積み立てるために設置された基金

  2025年9月末現在 2025年3月末現在
財政調整基金 45億1,211万1千円 82億7,439万8千円
都市開発基金 11億4,966万3千円 11億4,966万3千円
公共施設等整備基金 55億9,286万円 55億9,286万円
環境対策基金 1億926万6千円 1億926万6千円

定額の資金を運用するために設置された基金

  2025年9月末現在 2025年3月末現在
まちづくり土地開発基金 26億2,759万5千円 26億2,602万4千円

2024年度 上下水道事業会計の決算

上下水道事業は、皆さんから支払われた水道料金および下水道使用料をもとに、事業運営に必要な経費をまかなう「独立採算制」を原則に経営を行っています。

損益計算書(2024年4月1日~2025年3月31日)

  水道事業 下水道事業
1.営業収益(給水収益など) 23億138万9千円 18億8,205万円
2.営業費用(事業運営費用) 22億3,541万3千円 21億4,434万9千円
営業利益(営業収益−営業費用) 6,597万6千円 マイナス2億6,229万9千円
3.営業外収益(長期前受金戻入など) 1億923万円 4億5,566万7千円
4.営業外費用(支払利息など) 4,193万3千円 1億4,062万9千円
経常利益(営業利益+営業外収益−営業外費用) 1億3,327万3千円 5,273万9千円
5.特別利益 108万5千円 8万9千円
6.特別損失 16万3千円 8万1千円
当年度純利益(経常利益+特別利益−特別損失) 1億3,419万5千円 5,274万7千円

貸借対照表(2025年3月31日現在)

水道事業

資産の部(構築物、現金預金など)
1.固定資産 168億2,696万2千円
2.流動資産 25億7,235万1千円

資産合計 193億9,931万3千円

負債の部(企業債など)
1.固定負債 28億6,169万5千円
2.流動負債 9億8,214万4千円
3.繰延収益 21億5,899万5千円
負債合計 60億283万4千円
資本の部(自己資本金など)
1.資本金 106億1,337万9千円
2.剰余金 27億8,310万円
資本合計 133億9,647万9千円

負債・資本合計 193億9,931万3千円

下水道事業

資産の部(構築物、現金預金など)
1.固定資産 272億1,996万2千円
2.流動資産 28億4,923万4千円

資産合計 300億6,919万6千円

負債の部(企業債など)
1.固定負債 127億7,360万2千円
2.流動負債 14億5,382万1千円
3.繰延収益 104億7,374万4千円
負債合計 247億116万7千円
資本の部(自己資本金など)
1.資本金 42億3,231万2千円
2.剰余金 11億3,571万7千円
資本合計 53億6,802万9千円

負債・資本合計 300億6,919万6千円

お問い合わせ

水安全部総務課 電話番号 048-229-4606

2024年度 戸田市土地開発公社の決算

損益計算書(2024年4月1日~2025年3月31日)

1.事業収益 477万6千円
(1)公有地取得事業収益 0円
(2)附帯等事業収益 477万6千円
2.事業原価 0円
(1)公有地取得事業原価 0円
(2)附帯等事業原価 0円
事業総利益 477万6千円
3.販売費および一般管理費 164万8千円
事業利益 312万8千円
4.事業外収益 308万円
(1)受取利息 1千円
(2)雑収益 307万9千円
5.事業外費用 307万8千円
(1)支払利息 307万8千円
経常利益 313万円
当期純利益 313万円

貸借対照表(2025年3月31日)

資産の部

1.流動資産 42億9,821万6千円
(1)現金および預金 1億1,758万4千円
(2)公有用地 41億8,063万2千円
2.固定資産 4万3千円
(1)有形固定資産 4万3千円
器具および備品 4万3千円

資産合計 42億9,825万9千円

負債の部

1.流動負債 19億3,929万6千円
(1)短期借入金 19億3,929万6千円
2.固定負債 22億4,133万6千円
(1)長期借入金 22億4,133万6千円
負債合計 41億8,063万2千円

資本の部

1.資本金 500万円
(1)基本財産 500万円
2.準備金 1億1,262万7千円
(1)前期繰越準備金 1億949万7千円
(2)当期純利益 313万円
資本合計 1億1,762万7千円

負債および資本合計 42億9,825万9千円

お問い合わせ

資産マネジメント推進室 電話番号 048-441-1800(内線443)


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