市長が全力で市内を取材し、紹介するコーナーです。取材先で皆さんの声を聴き、キラリと輝く戸田の宝を発掘します。
動画版も公開中!
第50回 株式会社木元省美堂(戸田工場)
大企業出身の社長による働き方改革
学習参考書や医療専門書などの印刷物からウェブサイトまで、「情報に関するものづくり」を手掛ける株式会社木元省美堂戸田工場を取材しました。代表取締役社長の木元 哲也さんは、10年前まで総合電機メーカーのソニーに勤めており、50歳で木元省美堂の3代目社長に就任しました。
「大企業の方が働き方の面で進んでるところがありますから」と、働き方改革を積極的に進めてきた木元さん。残業しがちな印刷業の働き方を見直すため、毎週水曜日を「ノー残業デイ」にしています。リモートワークを導入しており、栃木県在住の社員もいるそうです。また、社内のコミュニケーション不足を解消しようと開発したのが「伝トレカード」。裏面に「グッドジョブ」と「サンクス」と書かれた2種類のカードで、表面に宛名や自分の名前、よい仕事や感謝の内容を記します。「もらうと送りたくなりますし、手書きだとメールやLINEとは違う温かみがあります」と語ります。
小学生が夏休みに印刷業を体験
同社はSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みに熱心で、2024年に戸田市から「とだSDGsパートナー」に認定されています。有害な廃液がほとんど発生しない「水なし印刷」という方法を長年採用してきました。ほかにも「省電力UV(ECO UV)」の設備を導入し、環境に悪影響を与えるオゾンの発生を抑えつつ、スピーディーな印刷を可能にしています。資源の再利用にも力を入れていて、人にも環境にもやさしい会社を目指しているそうです。
地域の子どもたちに印刷業に親しんでもらおうと、県内の小学生向けに「プレミア教室」を開いています。2024年からは「自分だけの本を作ってみよう!!」というテーマで、パソコンで自分だけの本をデザインし、インキの調色や、断裁、製本を体験。今年も定員の10倍以上の応募があり、参加した小学生から「また参加したい!!」との感想が寄せられたそうです。
取材こぼれ話
木元省美堂オリジナルキャラクターの「インキちゃん」。インキ缶から生まれた妖精で、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色展開。キーホルダーやきんちゃく袋、折り紙などのグッズも販売しています。根強いファンがいるそうです。
取材を終えて市長は
印刷業は本市の地場産業と言えるほど、工場や会社が集積しています。私自身、高校時代に初めてアルバイトしたのは、市内の印刷工場でした。インキのにおいと共に、その体験を懐かしく思い出しました。木元省美堂は、社員の働き方や環境に配慮し、今の時代に合った印刷業を実践しています。私がつくった特色インキを使って、あっという間にポスターをつくっていただきました。長年にわたって蓄積した技術の素晴らしさを感じたところです。
株式会社木元省美堂
戸田市笹目8-15-27
学習参考書やドリル、医療専門書などの出版物や、販促ツールといった印刷物のデザインから制作、製造までを一貫して担う。ウェブサイトなどデジタルツールの企画、制作や、SNSも含めた情報発信の戦略の立案や媒体の制作も手掛ける。顧客の課題に多方面からアプローチしている。
取材先募集中!
市長が市内の企業や事業所など、皆さんのところへ取材に行きます。申し込みは市長公室 電話番号 048-441-1800(内線423)まで。