2月には「バレンタインデー」があります。最近は自分へのご褒美にチョコを買う方も多いようですね。そこで、今回はチョコレートの医学的効果について解説します。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、（1）高血圧の予防、（2）動脈硬化の予防 などの効果があります。（1）は「血管拡張作用」によるもの、（2）は「抗酸化作用」によるものです。
このようにチョコレートを食べることは健康にプラスとなるのですが、この効果が期待できるのは、カカオ含有量が70％以上のハイカカオチョコレートのみで、1日25g（板チョコ半分）程度摂取することで、（1）（2）の効果が得られるといわれています。
一方、ハイカカオチョコレートは普通のチョコレートに比べ脂質含有量が多いので、カロリーが高く注意も必要です。ちなみに、昔からよくいわれる「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る」という説には、医学的根拠はありません。だからといって、食べ過ぎはいけません。何事もほどほどが重要です。