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はじめての幼児食

掲載日:2016年3月31日更新

幼児食とは

離乳食を卒業した、1歳~5歳くらいの子どもの食事のことを言います。

離乳食を終えたからといって、すぐに大人と同じものが食べられるわけではありません。

幼児食を通して、焦らずじっくりと大人の食事に近づけていきましょう。

幼児食のポイント

1、生活リズムを整える

毎日、規則正しい生活リズムで過ごすことが、幼児食をすすめていく上での基本となります。

朝食、昼食、夕食の三食とおやつの時間を決める、その為には朝起きる時間、夜寝る時間、外遊びやお昼寝の時間なども調整することで、生活にメリハリができます。

食が進まない理由の一つとして「おなかがすいていない」ということがあります。

食材の切り方や味付けの工夫をする前に、早寝・早起きで生活リズムを整え、日中、外遊びで体をつかってたくさん遊んだりし、食事の前の時間の過ごし方を見直すだけでも、食に対する意識に変化があるかもしれません。

2、噛む力を育てる

子どもの歯は、1歳前後に前歯が生え揃い、1歳4、5か月頃から奥歯(第一乳臼歯)が生え始め、2歳半から3歳半頃に乳歯が生え揃います。

「何歳になったから」ではなく、歯の生え具合も観察しながら、少しずつ食材にかたさを加えていきましょう。

幼児食の悩みに多く挙げられることの一つに、「食事を丸飲みしてしまう」ということがあります。

原因として考えられることは、うまく噛めないからと食材を細かくしすぎている、または反対に大きすぎる、かたさが口の発達具合と合っていない、などがあります。

食材をみじん切りなどで細かくしすぎてしまうと、噛まなくても飲み込めてしまうので、噛む練習ができません。

また、大人の食事をそのまま与えると、食材が子どもの口には合わない大きさ、かたさの場合には、うまく噛めずに大きいまま丸飲みしてしまうこともあります。

いちょう切りや半月切りなどの平たい形にし、ある程度の大きさを残すと、奥歯や奥の歯ぐきに食材が乗りやすくなり、噛んでから飲み込むこととなるので、噛む練習ができます。

歯の生え具合、口の動かし方を観察しながら、食材を予め食べやすい大きさやかたさに用意して噛む練習を重ねていきましょう。

3、味覚を養う

大人の食事や市販品の濃い味を一度覚えてしまうと、薄味で与えても物足りず、なかなか食べなくなってしまいます。子どものうちから濃い味に慣れてしまうと、将来の生活習慣病の下地をつくりかねません。

味付けの目安は、3歳頃までは大人の3分の1から2分の1程度の濃さです。

大人の食事からの取り分けをする際には、しっかり味付けをする前に取り出す、味がついたものは湯で洗う、湯で洗っても味がとれないときは他の料理は素材の味を生かしたものと組み合わせる、などの工夫を心がけましょう。

市販品については、味の濃い部分を取りのぞいたり、できる限り利用が続かないような心がけが必要です。

家族みんなで一緒に楽しい食事を!

幼児食の時期は、食事に集中できない、好き嫌いが多い、咀嚼がうまくできないなど、様々なことで保護者は食に関して悩む時期かもしれません。

子どもは大人のことを良く見ています。良いことも悪いことも、身近な大人を手本として学んでいきます。

とても基本的なことですが、「家族みんなで一緒に食事をすること」が非常に大切です。

大人のまねをして経験を重ねていくことで、口の動かし方や手の使い方を学びます。「甘くておいしいね」、「噛むとパリパリ音がするね」、「上手に食べられてえらいね」など、言葉かけをたくさんし、楽しい時間を家族みんなで共有することで、食に対する意欲を育んでいきます。

あなたの家庭では、子どもにとって、食事の時間が待ち遠しく、楽しい時間となっているでしょうか。

まずは、家族みんなで一緒に楽しく食事をすること、ぜひ心がけてみてください。

 

 

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