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めるまが77(2017年9月11日配信)

掲載日:2017年10月6日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田のここに注目!
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

大切なのは「政策のストーリー性」

手前味噌のような、手前味噌じゃないような、いまいち私のスタンスが分からないのですが、「近年、戸田市は成功の軌道をますます強くしている」と言えると思います。この現象を私は「戸田市の奇跡」と称しています。開発経済学には「東アジアの奇跡」という概念があります。この言葉は世界銀行の『東アジアの奇跡-経済成長と政府の役割』にあります。
世界銀行の報告書は、東アジアの国々が急速な経済成長を達成した現象の分析になります。その急速な経済成長を「奇跡」と称しています。戸田市の近年の発展は、まさに「奇跡」と言えるかもしれません。奇跡とは「常識では考えられないような不思議なさま」です。戸田市の奇跡の背景には、戸田市政策研究所を基本としたしっかりとした政策研究があります。
戸田市の奇跡を過去形にすることなく、今後も持続的に進めていくために、戸田市は政策研究に、ますます注力していく必要があるでしょう。戸田市に限らず、政策研究をしっかり実施していけば、奇跡は起こるものです。戸田市ほどの奇跡はないですが、私の関わった自治体は、多少の差はあるものの奇跡を起こしています。実は、奇跡は再現性があるのです。
戸田市の奇跡の背景には確実な政策研究があります。そして、その政策づくりにストーリーを持たせることが大切です。戸田市において、政策立案者と意見交換をすると、「いま考えている政策がこうなって、こんな感じで発展して、そしてこういうメリットがでてきて、定住人口に結び付く…。とてもおもしろいでしょう」と言う発言を何度となく聞きます。
政策立案者とは市長や副市長をはじめ、部長、課長、係長、担当職員までを意味します。担当職員も目を輝かせて、自分が考えている政策にストーリーをもって述べています。政策にストーリーを持たせることはとても重要です。特にシティセールスは、ストーリーが描きやすいです。シティセールスを成功させたいのならば、ストーリーを抱くことが必要でしょう。

(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

2017年度戸田市政策研究所インターンシップ実習

戸田市政策研究所では、2017年度の取組の1つとして、目白大学と敬愛大学からインターンシップ実習生5名の受け入れをしております。
実習生は、8月7日から9月20日までの期間に約3週間市役所に来庁し、朝10時から夕方4時まで政策秘書室にて実習を行っております。実習は、政策研究所の研究補助や政策秘書室の業務補助のほか、自ら研究テーマを設定し、そのテーマの研究に必要なデータの収集、現地の取材、担当課のヒアリングなどを行っています。最終日には、市長、副市長に研究成果の発表や市に対する提言を行う予定です。
今年度は、
・地域通貨「戸田オール」の有効活用
・「彩湖・道満グリーンパーク」の知名度向上策
・高齢者の生きがいづくり
・保育士向け短期インターンシップ
・インスタグラムを利用した地域活性化
の5つのテーマで研究が行われております。
現在、発表に向けて其々が自らの発表や提言の仕上げ作業に入っており、大変活気のある雰囲気となっております。
大学生のインターンシップ実習生の受け入れは、大学生にとっての経験を提供するにとどまらず、大学や大学生に戸田市政策研究所の取組を知ってもらうPRの機会や、大学生からの提言を収集できるなど受け入れる側にも効果がある事業です。今年度の提言においても、大学生らしい柔軟で自由な発想の提言がされることを期待しております。

(主任研究員 川上 裕丈)

(3)戸田のここに注目!

戸田市の「予防救急」の取組をご紹介します。

救急出場要請の中には、転倒や窒息などの事故、熱中症や感染症など、防げたかもしれない救急要請が多く発生しています。救急車が必要になる事故や病気を、少しの注意や心がけで防ぐ取組を『予防救急』と言います。今回は、戸田市の予防救急の取組をご紹介します。
予防救急ガイドブック
戸田市消防本部では、高齢社会への対策と年々増加する救急出場要請に対する取組として、予防救急ガイドブック(高齢者施設編)を作成しました。ガイドブックでは、高齢者施設でできる病気やけがの予防方法や、いざという時の対応などを紹介しています。9月9日(救急の日)に合わせて市内高齢者施設に配布しました。
TODA元気体操と予防救急講座がコラボレーション
いつまでも元気で自立した日常生活を送るために地域で行われている「TODA元気体操」。消防本部では、予防救急の重要性を多くの人に理解していただくため、地域の介護予防リーダーと協力し「TODA元気体操」の会場で「10分で理解できる予防救急講座」を実施しています。内容は、高齢者のいきがいづくり、健康の維持向上を図るなど、生涯現役社会の実現に向け、窒息、転倒、溺水、熱中症など、テーマに沿った内容で講座となっています。
予防救急ガイドブックは、市内の人だけではなく、市外の人も読んで役に立つ内容になっています。下記、消防本部ホームページからも見ることができますので、ぜひご覧ください。

(戸田市消防本部ホームページ)
https://www.city.toda.saitama.jp/site/firedepartment/syo-syobs-yoboukyuukyuu.html

(政策秘書室 柄澤 映)

(4)戸田ゼミの取り組み

第4回(9月12日)の案内

第4回では、株式会社読売広告社様より「シビックプライド(都市に対する愛着や誇り)」をテーマに講演をしていただく予定です。
今年度の戸田ゼミでは、「おしゃれ」を年間のテーマとしています。これまでの議論や講演などから、単にデザイン性に優れたものが「おしゃれ」に結びつくわけではないことがわかっています。外見や機能性以上に、住民や参加者・利用者が魅力的に感じて集い(利用し)、その場所やイベント自体に愛着や誇りを持ってもらう「シビックプライド」が重要ではないかとの意見が多くありました。
そこで、今回の講演では、東京50キロ圏に住む男女に対して「街」「住まい」に関する意識の把握を目的として「CANVASS-ACR調査」を実施した、株式会社読売広告社様に講演をお願いしたところです。同調査では、街を評価するシビックプライド指標を「愛着」「共感」「誇り」「住み続けたい(居住意向)」「人に勧めたい(他者推奨)」とし、5つの要素から分析しています。
調査結果の第一位だけ紹介すると、「愛着」は住みたい街として人気の吉祥寺がある武蔵野市。「誇り」は歴史遺産が多く人気の古都・鎌倉市。「住み続けたい」はセレブイメージの強い港区。「人に勧めたい」は「愛着」に続き武蔵野市となっています。このようななか、「共感」は「戸田市」が第一位です。武蔵野市、鎌倉市、港区に加えて戸田市の評価が高くなっています。
「共感」は戸田市が第一位。この結果は大変うれしいことですが、どのような点が評価されたのか、今後どのような活動が求められるのかなど、しっかりと学ぶ必要があります。そして、その中から戸田市流「おしゃれ」のヒントを探りたいと考えています。

日時:9月12日(火曜)午後6時から
場所:市役所1階 東側休憩室

(主任研究員 長谷川 昌之)

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