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めるまが50(2015年2月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

一つの善いモデルとしての戸田市政策研究所
戸田市政策研究所は、数多くある自治体シンクタンクの中でも「地味に成功してきた」と言えます。その理由を考えると、まずは当初の制度設計がよかった点があげられます。次に担当者が人事異動で研究所を離れても新しい担当者に研究所のDNAが引き継がれたことも挙げられます。そして何よりも、市長の研究所への理解と信頼もあると考えられます。
当初、研究所に用意した「機能と事業」はほぼ達成しています。しかし、その中で完全に達成できていない事業があります。それは「庁内政策相談窓口」になります。同事業は、実施部門が取り組んでいる事業について、第三者的な立場から自治体シンクタンクの知見を活かして、相談を受け付け、コンサルティングを行うことを意図しています。
当初の想定から考えると、事業としての「庁内政策相談窓口」は未完成です。ただし、研究所から他部門に異動した職員が人財となり活躍している状況を見ると、実質的には「庁内政策相談窓口」も達成できたと言えるかもしれません。ちなみに「人材」ではなく「人財」です。人財とは、組織にとっても住民にとっても善の成果をもたらす職員になります。
戸田市政策研究所は自治体シンクタンクの一つのモデルを提示しました。そのため視察が増えていると思います。現在設置を考えている自治体は、戸田市を参考としつつ自分たちに合った自治体シンクタンクを構築してほしいと思います。また戸田市政策研究所も現状に満足することなく、日々発展し、今までの戸田市政策研究所を超えてほしいと思います。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

2014年度は3つのテーマについて研究してきました。
1つ目は「新しいまち」に向けた創造性の検証です。昨年5月、日本創生会議において、このまま地方から都市部への人口移動が収束しない場合、日本全体の49.8パーセントに当たる896市区町村で、行政サービスの維持が困難になり消滅する恐れがあると発表されました。今後、全国的に人口が減少していく中、将来の税収確保を視野に入れた住民獲得の都市間競争も激化していくと考えられています。
こうした中、当研究所ではこれからの新しいまちづくりは、そのまちの将来像を明確にし、イメージしていく『創造性』が重要と位置づけ、本市においても創造性豊かなまちを醸成していくことはできないか、法政大学地域研究センターと2年間に渡り共同研究を行い検証していきます。
2つ目は「子どもの居場所等に関する研究~児童から生徒への転換期を中心として~」です。現在、都市化や時代の流れから、子どもの遊び場や居場所の確保が課題として浮かび上がっています。どうしたら子どもたちが安心して遊ぶことができるか、本研究では各世代の子どもたちにアンケート調査を実施し、本市の実情に即した子どもたちの遊び場、居場所について、目白大学社会学部地域社会学科との共同研究により検証していきます。
3つ目は「少子高齢化への戦略」です。当研究所において2009年度から2年に渡り行った「急速な高齢化が戸田市へもたらす影響に関する研究」を再度、見直すため「まちづくり戦略会議」において研究していきます。2年に渡る研究となりますが、今年度は戦略会議において本市の最大の課題といえる健康寿命延伸策について研究し、同時に担当職員で構成するWtにおいて基礎調査を進めています。
以上の1年間の研究成果を、2015年3月23日午後1時30分より戸田市商工会館3階多目的ホールにて、「戸田市政策研究所シンポジウム~政策開発の手法と実践2015~」を開催し報告します。
シンポジウムでは、職員による研究報告だけでなく、2つの大学と実施した共同研究の成果報告も実施し、政策開発の手法について共通理解を図り、今後の市政運営に活かすことを目的としています。
詳細は、後日政策研究所ホームページでご案内いたしますので、参加を希望される方は、お気軽にご連絡ください。
(主任研究員 内山 敏哉)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

先々週、先週と2週連続の降雪。テレビの天気予報で雪のマークを確認するたびに、憂鬱な気持ちになっていました。特に先週は、降雪のときに出張することが決まっていたため、「電車の時間は大丈夫か」「雪道への対策を考えないといけないか」「地面が凍ってしまわないか」など、要らん心配をしていました。
ただ、この憂鬱な気持ちは、よくよく考えると「雪」が原因ではないように思います。今年の正月も例年同様嫁の実家である福井で過ごそうと電車で帰ったときのことです。今年は大雪で、福井への道中も降雪があったことから、電車がなかなか動かず、予定よりも2時間以上遅れて到着しました。そのときは、全く気分が落ち込むことはなく、反対に雪国に向かっているとの楽しい気持ちになりました。
また、福井駅では、除雪されて積もった2メートル以上の雪の山を見たり、その後実家では降雪の最中に雪かきをしたり、人生で初めて雪を重いと感じたりもしました。しかし、雪によって気持ちが下を向くことはなかったです。
憂鬱な気持ちの原因がわかったのは、先週の出張の帰り道です。歩道の端に小さな雪だるまを発見しました。この小さな雪だるまを見たときに、心温まるような想いをし、雪ではなく「心の余裕」が下向きの原因であったのだとわかりました。最近、仕事のスケジュールが立て込んでいたため、常に時間を気にしていたように思います。まだまだ落ち着いたとはいえない状況ですが、よい循環をつくるためにも心に余裕を持っていきたいと改めて思いました。
(研究員 長谷川 昌之)

(4)戸田ゼミの取り組み

第8回(1月15日)の報告
第8回では、庁内全職員を対象とした公開講座として「ネットワークエンターテインメントのパイオニアから学ぶ政策開発」をテーマに、情報発信の最先端を行く企業から講演をいただきました。
講義では、効果的な情報発信の手法やノウハウを分かりやすく説明いただき、シティプロモーションを行う上でのターゲット設定や情報受信者の心理など、受け手によって見せ方も変わっていくことなど、民間企業の視点から様々な事例を通して学ぶことができました。
講義後の参加者からは、情報発信のためのターゲット設定や情報発信ツールの選択等、今後の業務に生かすことができそうだ、との意見もあり、各自で気づきを得ることができた貴重な講義となりました。
第9回(2月26日)の案内
第9回は、2014年度の戸田ゼミ最終回です。一年を通して研究してきた戸田ゼミ生4グループの研究発表会を盛大に行います。各班のグループ発表毎に政策形成アドバイザーの牧瀬先生から講評をいただき、会の最後には、戸田市政策研究所長から総評をいただきます。
今年度の戸田ゼミ生は、24名中12名(その内新規採用職員は10名)が入庁1~2年目の職員で、例年になく若手職員で賑わった一年となりました。こうした自主勉強会を通じて、個々の職員の意欲と質が上がり、更なるステップアップの場を提供できるよう、戸田ゼミを今後も進化させていきます。
日時:2月26日、午後6時から
場所:文化会館4階 高砂の間
演題:戸田ゼミ生によるグループ研究発表
発表:1班:戸田製品と戸田産品を使った食育によるシティセールス
2班:インターネット動画配信を活用したシティセールス
3班:「あなたに住んで欲しい街」を考える(住民構成の変化(転出入など)が税収に与える影響の考察)
4班:戸田市は第二のホームタウン!がんばれヤクルトスワローズ~地域資源を生かしたシティセールスで税収アップ~
(研究員 柄澤 映)

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