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めるまが48(2014年12月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

自治体シンクタンクよりも企画部門の再強化
今年度は、自治体シンクタンクである戸田市政策研究所を設置した経緯や特徴、今までの実績を記しています。今日、自治体シンクタンクに賛否両論あります。ただ間違いなく指摘できることは、これからの時代は「企画部門の強化」は必須ということです。企画部門を強化しなくては、ますます混とんとしていく難しい時代を生き抜くことはできません。
企画部門を強化する「一手段」が自治体シンクタンクです。その意味では自治体シンクタンクが絶対的な手段ではないということです。しかし、自治体シンクタンクを設置すれば何かが変わると勘違いしている場合も少なくありません。最近も、私のところに自治体シンクタンク設置の相談を2自治体から受けました。「設置ありき」の考えは間違っています。
重要なことは、今ある企画部門を活かすことです(当たり前のことです)。まずは、現在の企画部門が「企画として機能していない理由」を把握することです。次に、機能していない原因が明らかになりましたら、的確な処方箋を施し、企画部門を本来の姿に戻すことです。そうすれば、わざわざ自治体シンクタンクを設置する必要もなくなります。
様々な理由から企画機能を発揮できないことがわかった時、自治体シンクタンクを設置する合理性がでてきます。その時も「シンクタンクを設置すれば何とかなる」ではなく「何とかするための機能を備えたシンクタンクを設置する」という考えが大切です。今日自治体シンクタンクの先進事例は多数あります。それらを参考にすれば必要な機能が見えてくると思います。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

「スマートフォン等を活用した新たな市民参加に向けての研究」
本研究は、2013年度に関係課職員とのプロジェクトチームを設置し、政策企画として実施したものです。本研究では、スマートフォンの特長を活かしたアプリを活用することは、市民と行政の双方にとってメリットがあると報告したところです。
また、今後戸田市がより良いまちへと発展していくためにも、市民が我がまちに関心を持ち、積極的にまちづくりに参加していくことが肝要であり、スマートフォンアプリがコミュニケーションの場となることで、地域の身近な情報が集まり、地域の力を結集することができると提言しました。
そして、2014年度はスマートフォンアプリの開発に向けて、検討市民会議を設立し、アプリの導入に向けて開発段階から市民と職員が議論しました。このような流れを経て、ついにアプリ「tocoぷり」が誕生し、2014年12月1日から配信が開始されました。
「tocoぷり」では、「交流」「広聴」「広報」の大きく3つの機能が搭載され、アプリに投稿された情報によって、地域の情報共有が進み地域の課題が解決されていくものとなっています。
「tocoぷり」は、開始から一週間で1,105件(12月7日現在)のインストールがあり、順調な伸びを示しています。今後、「tocoぷり」を利用して市民同士、市民と行政が一層つながることで、“つながりができるまち戸田”として発展していくことを期待しています。
(研究員 長谷川昌之)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

早いもので2014年も残すところ後1月となりました。この時期になると、毎年決まって「1年間があっという間に過ぎてしまったこと」を実感させられ、少なからずショックを受けている気がしています。ただ年齢を重ねただけの1年でなかったか、成長できたか、年の瀬は反省しきりです。
また、この時期には、世相を表す「今年の漢字」が財団法人日本漢字能力検定協会により発表されるなど、漢字を用いた表現をよく見かけます。一文字に意味を持つ漢字ならではの表現であり、個人的にはいつも興味深く拝見させていただいています。若干、こじつけではないかなと思う理由があったりすることもまた、一興です。そんな漢字を用いて、私自身の一年を表現してみますと、今年は「転」となるでしょうか。人事異動や子の誕生など、仕事や家庭で様々な転換期を迎えました。来年は、同じ「テン」なら「展」とすることを目標とします。発展、進展など、新たなステージで広く成長したいとの思いからです。
子の成長という新たな尺度も追加されましたし、我が子に負けないよう、ともに成長していきたいと考えています。
(主任研究員 生出 豊)

(4)戸田ゼミの取り組み

第6回(11月18日)の報告
第6回では、庁内全職員を対象とした公開講座として「地方行財政から学ぶ政策開発」をテーマに、敬愛大学経済学部准教授の金子先生に講演をいただきました。
講義では、地方財政の仕組み等をゼミ生に分かりやすく解説いただき、また、戸田市と県内他市の財政状況をデータで比較することで、戸田市の財政力が埼玉県でどのあたりに位置しているのか等、入庁間もないゼミ生にとっても大変分かり易い内容でした。また、講義後の参加者からは、人口減や高齢化の影響等により、歳入の確保がますます困難となっていく今後、政策を考えていく上で財政の視点を職員が養う必要があるのだと実感した、との意見もあり、各自で気づきを得ることができた貴重な講義となりました。
第7回(12月17日)の案内
第7回は、外部講師を招いて「(仮称)地域資源・ブランドを活用した政策開発」をテーマに講演をいただく予定です。
今回の講師は、地域ブランド及び企業ブランドの調査・研究とコンサルティングを行う専門企業であり、ブランド戦略の理解・普及活動、戦略立案などを行っているほか、ブランド力を高めるためのPR、調査、テストマーケティング、コンサルティング、商標管理など、地域活性化に向けた事業も多く行っており、また、自治体へのブランドコンサルタントについても実績があります。
こうした講演を聴くことによって、市の魅力やブランドを改めて気づくきっかけとなることから、戸田ゼミ生のみの講義ではなく、市職員を対象とした公開講座として広く参加者を募集します。
日時:12月17日、午後6時から
場所:市役所5階大会議室A
演題:「(仮称)地域資源・ブランドを活用した政策開発」
(研究員 柄澤 映)

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