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市民医療センター 武田 純一(たけだ のりかず)所長
夜間や早朝にせきが出たり、風邪を引くと、せき止めを飲んでも症状が長引いたり、息苦しくなったりすることはありますか? 典型的な「気管支ぜんそく」は、せきと共に呼吸がゼーゼー、ヒューヒューとなりますが、せきだけが持続する「せきぜんそく」という病気もあります。普段は問題ないのに、季節変化や寒暖差、香水や線香の香り、タバコの煙、ストレスでせきが誘発される方もいます。
せきぜんそくを放置すると、約30から40パーセントが典型的な気管支ぜんそくに移行しますが、適切な治療でその移行率を減少できるとされています。
日本では子どもの8から14パーセント、大人の9から10パーセントはぜんそくを持っていると報告されており、中には高齢になってから発症する方もいます。検査は胸部レントゲン写真や肺活量検査、呼気一酸化窒素濃度測定、アレルギー検査などを、治療は主に吸入ステロイドと気管支拡張剤で行います。
ほかにもCOPDやアトピー咳嗽、後鼻漏、百日せき、肺結核、肺がん、胃食道逆流症など鑑別しなくてはいけない病気もありますので、せきが長引く場合は、呼吸器内科への相談をお勧めします。
