このコーナーでは、市内で元気に生き生き活動しているシニア世代の方々を紹介します。
取材先 戸田市シルバー人材センター パン作りサークル「アンパンマン」
22人のメンバーで構成され、月1回新曽福祉センターで活動している。
大手製パン会社で働いていた会長の八鍬(やくわ)さんを“先生”とし、さまざまなパンづくりに挑戦している「パン作りサークル『アンパンマン』」の活動に密着しました。
「何事もまずは挑戦してみて、最終的においしいものができればOK!」という八鍬さんの教えのもと、試行錯誤しながらレシピに取りかかる皆さん。最も特徴的だったのは、コミュニケーションの多さです。「卵黄塗ってみる?」「やってみよう!」「食器洗っておくね」「ありがとう」。オリジナリティーあふれるパンをつくれるのは、皆さんの会話が織り成す“相乗効果”が大きく作用しているのかもしれません。さまざまな価値観を持つメンバーと共に活動するからこそ生まれる化学反応に、サークル活動の醍醐味を感じました。
あちこちから沸き起こる、皆さんの会話の端々から感じ取れるのは“チャレンジ精神”と、“思いやり”。これらを隠し味に完成したライ麦食パンは、こんがりときつね色に焼き上がり、皆さんの顔をほころばせていました。