「今日を楽しんだら、明日も楽しく過ごそう」渡邊正膳さん 86歳 中町
メーカーや商社での仕事柄、国内外問わず転勤が多かったという渡邊正膳さんは50年前に戸田市へ引っ越してきました。営業の仕事で身に付けたコミュニケーションスキルを地域活動においても大いに発揮し、中町の老人会「緑りょく楓ふうクラブ」の会長を8年務めました。
会長就任当初は会員の少なさなど、課題も多くありました。そこでグラウンドゴルフや食事会、日帰り温泉など会員の人以外も大勢参加できる行事を企画。持ち前の対話力を生かし、役員の皆さんと連携した地道な組織づくりの結果、4、50人程度だった会員が80人まで増えました。モットーは「今日が楽しかったら、明日も元気で楽しいと思える1日にすること」。会員の皆さんが楽しいひとときを過ごせるよう尽力しました。
会長を退任した今もクラブ活動への協力を惜しまず、「先日花を植えた」と中町公園を案内してくれた渡邊さん。自分だけでなく、地域の皆さんが楽しく過ごせる取り組みを続けていました。