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トップページ > 広報戸田市 > 2021年広報戸田市 > 広報戸田市 2021年12月号 トップ > 特集 >戸田市長 菅原 文仁×とだPR大使夏 夏菜 新春特別対談
広報戸田市 2021年1月号

戸田市出身で、「とだPR大使」としても活動していただいている女優・夏菜さん。新春特別企画として、上戸田地域交流センター(あいパル)にて、昨年の振り返りと今年の目標や戸田のこれからについて、市長と語り合っていただきました。

2020年を振り返って

市長

昨年は市民の皆さんにとっても大変な1年だったと思います。市としても、新型コロナウイルスへの対応に追われた1年でした。4月に緊急事態宣言が出されてから、「生活に困きゅうしている方への支援」「経済や雇用に関する支援」「感染拡大防止策」の3本の柱を中心に、さまざまな取り組みを行ってきました。その後も「新しい生活様式 」を定着させていくために、市オリジナルのガイドブックをつくって全戸に配布したり。とにかく毎日、新しい情報が入ってくるので、それに市としてどのように対処するのかを常に考え、取り組みを進めました。

夏菜

私も、生活がガラッと変わりましたね。映画の撮影やテレビの収録が延期になって、スケジュールが空くことが多くなりました。人とのコミュニケーションで成り立っている仕事が多いので、それがリモートになると、時差があったりして戸惑うことも多かったです。本当にさまざまな業種の方にとって、大変な1年だったと思います。

市長

その中で、気付かされたことも多かったですよね。

夏菜

本当にそうですね。大変な中でも、悪いことばかりだけではなく、新しく始めたことや収穫もあって。YouTubeは、コロナが流行する前から配信していたんですが、コロナ禍でより多くの方に見ていただける機会が増えたのかなと思います。あとは、公園に行くことが多くなりました。コロナ禍をきっかけに、自然にふれる機会が多くなったことは良かったことの1つですね。彩湖・道満グリーンパークもにぎわっているのではないですか?

市長

おかげさまで、多くの方に来ていただいています。「手ぶらでバーベキュー」というサービスも始めたんですよ。

夏奈

器材だけでなく、食材も準備してくれるサービスですよね? それ私、この間行こうと思って電話しました!

市長

えっ、本当に!?

夏奈

結局その日は行けなかったんですが、身1つでバーベキューできるんだ!と思って。気軽にできてすごくいいですよね。

市長

そうなんですよ。感染防止のため、あまり多くの人は受け入れられないので宣伝は大々的にせずに始めたんですが、もう夏菜さんのところまで情報が届いていたんですね。キャンパーも増えましたね。デイ(日帰り)キャンプをしに、朝早くからテントを張って。最近はソロキャンプも流行っているみたいで。

夏奈

都会ではなかなかできないので穴場だと思います。私も、小さい頃から「土日は道満」っていう思いがやっぱりあるんですよ。家族や友達と、よく行きましたね。今もふと、道満行きたいなーって思います。

市長

そう言ってもらえると嬉しいですね。ほかに戸田の思い出の場所はありますか?

夏奈

やっぱり『プリムロ ーズ』ですね。戸田市に好きな場所はいろいろありますけれど、プリムローズに勝るものはないです。小学校時代の思い出が全部詰まっています。夏のボランティアにもよく参加していましたし、夏祭りのお化け屋敷も一生懸命つくりました。私の青春は、あそこにあります(笑)

「今年の目標、戸田のこれから」

市長

昨年延期になった東京2020オリンピック・パラリンピックが今年開催予定なので、コロナ対策をしっかりしながら、聖火リレーや事前キャンプの受け入れなど、準備を進めていきたいですね。もう1つが、水害対策です。一昨年の台風第19号で戸田市は多くの浸水被害を受けたので、「水安全部」という専門の部署をつくり、総合的な視点で市民の命や生活を守っていきたいと思っています。あとは「戸田市第5次総合振興計画」という、まちの10年間の未来像をつくってきたのですが、それがちょうど今年4月からスタートします。子どもも高齢者も障がいのある方も、どんな人でも輝ける、そして戸田に住んで良かったと思ってもらえるようなまちづくりを進めていきたいと思っています。

夏奈

素晴らしい取り組みですね。私自身戸田で生まれ育ってきて、このまちの良さを感じながら生きてきたので、しっくりきました。私もPR大使として戸田の魅力をもっと伝えられるよう、協力させていただきます。

市長

ぜひよろしくお願いします。それからもう1つ、戸田は県内でもっとも、住民の平均年齢が若いまちということもあって、デジタル化も進めているんですよ。

夏奈

デジタル化すると何が変わるのですか?

市長

昨年から、AIを導入した市民相談を行っているんです。スマホやパソコンで質問を入力すると、自動で返ってくるという、全国初の取り組みで。デジタル戦略室という部署が今年の4月にできるのですが、市民の利便性を高めるためにいろいろ試行錯誤しています。

夏奈

すごい!でも、やっぱり市役所に行くと、分からないことも多くて大変ですよね。いろんな窓口があって、手続きも複雑で、もう丸一日がかり。それがデジタルでスムーズにできるようになったらというのは、みんなの願いなんじゃないかしら。

市長

そうですよね。戸田市は、市役所に来なくてもいいまちを目指そうと思っています。

夏奈

本当ですか!? 市役所に来なくてもいいまち!それはすごい!!

市長

将来的には、スマホでパパッと打ったり喋ったりしたら、住民票が手元に届くとか。「デジタル市役所」という姿を目指したいと思っています。

夏奈

(拍手)。実現したらとても便利ですね。さすが戸田市!です。

市長

夏菜さんは今年1年、どんな年にしたいですか?

夏奈

コロナ禍の影響もあって、時間にゆとりができて、改めて自分の人生と向き合う時間が増えたんです。そこで、仕事だけではなく、本を読んだり、自然とふれあったり、そういう時間がすごく大切だということに気付かされたので、もっといろいろな世界を見て、自分の視野を広げていきたいと思っています。

「市民の皆さんへのメッセージ」

市長

年が明け、皆さん新年の目標を立てると思いますが、やはり希望を忘れないで1年を過ごしていただきたいなと思いますね。あとは健康面。新型コロナウイルス感染症だけでなく、家にずっといることで運動不足や生活習慣病などさまざまなリスクも高まると思うので、まずは健康第一で過ごせるような年にしていただけたらと。

夏奈

昨年はコロナで体調面、精神面で大変な1年だったと思うので、新しい生活様式を守りつつ、自分自身が苦しくならないように、自分なりの楽しみや、リラックスの方法を見つけて生活していっていただけたらと思います。

夏菜さんプロフィール

平成元(1989)年5月23日生まれ。埼玉県戸田市出身。ワインエキスパートの資格を持ち、趣味はスキューバダイビング、料理。テレビ番組、映画など多数出演。