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広報戸田市 2020年2月号

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戸田市は、消防署がある消防本部のほか、東部分署、西部分署の2つの分署で地域の安全を支えています。今回は、消防本部で働く消防士を取材しました!

消防士の仕事とは?

災害時に救助に駆けつけるイメージが強い消防士ですが、大きな役割は、まず災害が起きないように「防ぐ」こと、そしていつでも市民の安全を守れるように「準備する」こと。戸田市は住宅が密集している地区も多いため、日々の訓練はもちろん、立入検査や市民参加型のイベントなど、災害に備えて幅広い活動を行っています。

消防士の1日を見てみよう!

ある日のスケジュール例

7時15分 出勤、着替えなど
8時30分 前日勤務のチームから引き継ぎ(大交替)、体操
8時45分 車両の出動点検、救助訓練、事務作業など
12時 昼食
13時 放水訓練、出場訓練など
17時 届出作成などの事務作業
19時 夕食、トレーニングなど
0時 交代で2時間ずつ仮眠
6時30分 起床。雑務、車両の清掃など
8時30分 翌日勤務のチームへ引き継ぎ(大交替)、退勤

消防本部では、3交代制の24時間勤務で業務に励んでいます。

大交替

前日勤務のチームから、災害報告などの引き継ぎを行います。その日の勤務人員を確認して大隊長に報告した後、車両点検を行います。

放水訓練

実際の火災現場を想定して消火活動を行う訓練です。火を消すために水の圧力や反動がかなり強くかかるため、基本は2人1組でしっかりホースを支えます。

救助訓練

この日は2階にいる要救助者を、はしごを使って救助する想定。実際の現場では火がすぐに回ってしまうので、迅速かつ安全に救助できるよう意識して行います。

指令があったらすぐ出動!

指令の放送が入ったら、シャワー中でも夜中でも即着替えて出動! 仮眠室には1階につながる滑り棒があり、すぐに下に降りられます。皆さん、素早い動きが自然と身に付いています。

こんなイベントを行っています!

消防士を身近に感じてもらい、日頃から防災意識を高めてもらうために、さまざまなイベントを開催しています。

1月出初式

新年初めの恒例行事。車両行進や徒歩分列行進のほか、基本・応用訓練などを行います。

10月ファミリーデー

防火服の着装体験や消火体験、綱渡り体験などを行います。子どもたちには、はしご車搭乗体験が大人気!

消防本部6階では、予約をすれば誰でも受けられる「市民防災教室」を行っています!

消火隊で活躍する、2年目のフレッシュな若手消防士に話を聞きました!

若林 裕美さん

仕事のやりがい

私は父が元消防士だったこともあり、自然と消防士を志すようになりました。研修期間は訓練などが想像以上に大変で、続けられるか不安もありましたが、初めて救急支援で出動して、家族の方から「本当にありがとう」と言ってもらえた時、人の役に立てたことを実感し、やっていてよかったと感じました。現場で慌てないためにも、日々の訓練はすごく大切。よく「同じ現場はない」といわれますが、場所が一緒でも災害が違えば対応は変わってくるので、今はとにかく1つ1つ経験を重ねて、対応力を身に付けていきたいです。

女性消防士として

男性が多い職場で大変なこともありますが、災害時に不安な方々をケアしたり、イベントで親しみやすさを持ってもらえたりすることは、私の強みだと思っています。どうしても力の面では劣るけれど、できないことを嘆くのではなく、私だからできることを探して頑張ることで、もっと女性消防士の活躍の場が広がっていけばよいなと思います。


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