認知症施策（認知症関連の情報はこちら）

認知症の方の数は、2025年には472万人、2040年には584万人、2060年には645万人に達すると見込まれており、今や認知症は身近な病気です。 超高齢社会を迎え、高齢化に伴い認知症となる人も増加する中、国では令和６年１月１日に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行され、市においても令和６年４月１日に「戸田市認知症とともに生きるあたたかいまちづくり条例」を施行しました。
市では、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指し、「認知症施策推進大綱」の基本的な考え方（認知症の方やその家族の視点を重視しながら「共生」と「予防」を車の両輪として施策を推進）に沿った取組みを推進しています。

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• 認知症サポーター等の養成・活動促進及びおれんじ通信
• 認知症あんしん情報ガイド（認知症ケアパス）及び認知症カフェ　
• 認知症初期集中支援チーム及び認知症ケア相談室　
• 埼玉県の認知症電話相談窓口及び徘徊高齢者の事前登録　

認知症への理解を深めるための知識の普及・啓発の推進

認知症が皆にとって身近な病気であることを、普及・啓発等を通して、認知症への理解を深めるための正しい知識の普及・啓発の推進に努めています。

認知症サポーター等の養成及び活動促進

認知症サポーターは、認知症の正しい知識を持ち、認知症の方や家族を温かく見守る応援者で、市町村や職場などで実施されている「認知症サポーター養成講座」を受講した人が「認知症サポーター」となります。
市では、学校や地域、職場の研修等でも認知症への知識を広めていただくため、企画のお手伝いや講師の派遣などを行います。
認知症サポーター養成講座を受講したい方は、健康長寿課又は各地域包括支援センターにお問い合わせください。

認知症サポーター養成講座の開催情報に関する情報はこちら

みんなが知っておきたい認知症あんしん情報ガイド（認知症ケアパス）

認知症は、様々な原因疾患により引き起こされます。そのため、支援の方法も個人の状態に応じたものとなります。
その中で、認知症の方とその家族ができる限り住み慣れた自宅で生活を続けることができるよう、認知症と疑われる症状が発生した場合に、いつ、どこで、どのような医療や介護サービスを受ければよいか、状態に応じた適切なサービスが提供されるよう、「みんなが知っておきたい認知症あんしん情報ガイド」（認知症ケアパス：状態に応じた適切なサービス提供の流れ）を作成しています。また、自身の身の回りの人の情報や大事なこと等をまとめておける「わたしの情報メモ・わたしのお気に入りメモ」についてもぜひご活用ください。

• みんなが知っておきたい認知症あんしん情報ガイド [PDFファイル／8.49MB]
• 認知症ケアパス（状態に応じた適切なサービス提供の流れ） [PDFファイル／994KB]
• 認知症ケアパス（わたしの情報メモ・わたしのお気に入りメモ） [PDFファイル／620KB]

認知症カフェの支援

認知症カフェは、認知症の方及び家族が、地域の身近な場所で、医療・保健・福祉の専門職（介護福祉士、看護師など）に相談しながら、地域住民と交流ができる場です。
戸田市では、市内事業所の皆様の協力により、トコカフェ（認知症カフェ）を運営しております。
現在、有料老人ホームや認知症グループホームなど市内14か所でカフェが運営されており、カフェの活動に対して、認知症地域支援推進員が支援を行っています。

認知症カフェに関する情報はこちら

トコカフェマップ [PDFファイル／598KB]

認知症支援体制の整備

市では、認知症の方やその家族を支援するため、認知症地域支援推進員や認知症初期集中支援チームの設置に加え、認知症ケア相談室の設置をするなど、認知症支援体制の整備に努めています。

認知症地域支援推進員の配置

認知症の方が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、市内の各地域包括支援センターに認知症地域支援推進員を配置しています。
認知症地域支援推進員は、医療・介護等の支援ネットワーク構築、認知症の人やその家族等への相談支援を行っています。
認知症地域支援推進員へ連絡をされる際は、各地域包括支援センターへ御連絡ください。

認知症初期集中支援チームによる早期対応

認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、認知症の方やその家族に早期に関わり、支援を行う「認知症初期集中支援チーム」を市内に2か所（医療法人高仁会戸田病院及び戸田市立市民医療センター）設置しています。専門職チーム（認知症サポート医・福祉・介護の専門職で構成される認知症の支援チーム）が家庭訪問等を行うことで、受診勧奨などの早期対応を行います。

1　対象となる方　
40歳以上のご自宅で生活をしている方で、認知症である又は認知症と疑われる症状がある方のうち、以下のいずれかに当てはまる方が対象です。

• 本人が受診を拒否している
• 認知症の症状などで、対応に困っている
• 介護サービスを受けたいが、本人が納得しない
• 認知症の治療が中断している

2　相談窓口
 各地域包括支援センター
（注釈）圏域等については、リンク先を御確認ください。

3　設置場所

• 戸田病院(戸田市新曽南3-4-25）
• 市民医療センター（戸田市美女木4-20-1）

4　周知啓発チラシ

認知症初期集中支援チーム案内チラシ [PDFファイル／490KB]

認知症ケア相談室の設置

2021年（令和3年）4月1日から認知症に関する悩みに寄り添い、正しい知識や情報を提供し、必要なサービスに橋渡しする認知症ケア相談室を市内事業所の皆様の御協力により、設置しています。
認知症に関する介護の悩み（本人への接し方や介護技術の相談）などがありましたら、下表のお近くの相談室にお電話等で御相談ください。

ケア相談室 [PDFファイル／765KB]

（注釈）新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、まずは、電話でお問い合わせください。担当不在時は、折り返し対応します。相談の際、認知症ケアの相談とお伝えいただけるとスムーズです。

埼玉県の認知症の電話相談窓口

埼玉県では、認知症介護に悩んでいらっしゃる方を支援するため、公益社団法人「認知症の人と家族の会」埼玉支部に委託し、電話相談を受け付けています。

• 認知症電話相談窓口及び交流集会（つどい）について(埼玉県リンク) 別ウィンドウで開きます
• 若年性認知症に関する埼玉県の相談窓口について（埼玉県リンク） 別ウィンドウで開きます

徘徊高齢者の事前登録

徘徊発生時の捜索・保護の効率化のため、徘徊等を繰り返してしまうご家族の情報を警察署に事前登録することができます。詳細は、以下のリンクから御確認ください。

徘徊高齢者の事前登録(戸田市HP)

埼玉県徘徊高齢者等SOSネットワーク

認知症により行方不明となった方を地域の中で早期に発見できるよう、多様な見守りネットワークを活用し、市内の関係機関と情報共有を図ることで、高齢者自身の安全と家族への支援を行います。
埼玉県徘徊高齢者等SOSネットワークは、認知症の方が行方不明となった際に、早期発見・保護を行うため、関係機関が相互に連絡調整を行うネットワークです。
行方不明者が発生した時には、電子メールを用いて、近隣市町村と情報を共有し、早期発見・保護につなげます。また、必要な場合には、他県との連携も行います。

在宅福祉サービスについて

戸田市で現在行っている介護保険以外の高齢者向け福祉サービスとして、徘徊高齢者探索システムやヘルプカードなどの在宅福祉サービスがあります。
詳細は、以下のリンクを御確認ください。

在宅福祉サービス(戸田市HP)