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広報戸田市 2017年3月1日号

 2017年3月11日で東日本大震災から6年が経ちます。また昨年は、4月の熊本地震に始まり、鳥取地震、年末にも茨城県で震度6弱を記録する地震がありました。地震から大切な命を守り、発災後の混乱を生き抜くための対策はできていますか。今回は、自宅でできる地震対策を紹介します。いざという時に備えて、できることから一つずつ取り組んでみましょう。

避難生活で困らない備蓄

 市でも非常食や飲料水などを備蓄していますが、多くの被災者が出る大規模災害では、十分な量が行きわたるとは限りません。食料品や日用品などは最低でも3日間、できれば7日間程度の備蓄が推奨されています。

 また、サイズがあるものや個人に合わせたもの(衣類、靴、眼鏡など)、アレルギー対応食料、常備薬などは特に注意して、自身で用意しておきましょう。

ローリングストック法

定期的(1カ月に1、2度)に食べて、食べた分を買い足し備蓄していく方法。食べながら備えるため、賞味期限が短いレトルト食品なども非常食として扱えます。

7日間備蓄を実現するための知恵

1日~3日目→冷蔵庫・冷凍庫の食材を活用

  • 冷蔵庫に食材を買い置きし、冷凍庫にもご飯やパン、野菜、冷凍食品などの備蓄をしましょう。
    (注釈)食パンや野菜などは自然解凍により食べることも可能です
  • 停電時は、クーラーボックスや保冷剤を活用して食材を保存しましょう。
    (注釈)氷は溶かして飲料水として活用も可能です

4日~7日目→ローリングストック法で備蓄した非常食を活用

  • 缶詰:野菜や魚、果物の缶詰は栄養補給に役立ちます。
  • フリーズドライ食品(スープなど):食欲がない時はスープが効果的です。
  • 乾麺(ラーメン・パスタなど):ゆで時間の短いものが便利です。

家具の配置でけがを防ごう

 地震の激しい揺れの中で、固定されていない家具は人を襲う凶器となります。テレビやタンス、テーブルや食器棚など、自宅にある家具で、固定されていないものはありませんか?

 また、タンスに物をしまう際に、重いものを下に、軽いものを上にするだけでも重心が安定し、倒れにくくなります。

 寝室は、寝ている場所に家具が倒れてこないように配置に気を付けましょう。また、ドア付近は、避難の妨げになる位置に家具を配置しないように工夫しましょう。

  • ポール式
  • ストッパー式
  • L型金具

ヤフー防災アプリで情報をキャッチ

 スマートフォン用アプリ「Yahoo!防災速報」を利用して、戸田市からの緊急情報の配信(台風の接近や避難所の開設状況など)を2017年2月9日より開始しました。

 Yahoo!防災速報では、戸田市の災害情報などがひと目でわかるようになっていますので、ぜひご活用ください。

耐震診断と耐震改修工事の補助金を交付します

地震に強い家づくり

 1995年の阪神・淡路大震災では、家屋の全壊・半壊がともに10万棟以上、死者6,400人余りのうち、8割は家屋の倒壊により圧死、窒息死という甚大な被害をもたらしました。

 また、今後発生が予想される首都直下地震では市内の広い範囲で震度6強の揺れによる甚大な被害が発生することが想定されています。市では、地震に強い住宅の整備を促進するため、住宅の耐震診断と耐震改修工事に対して、補助金を交付していますのでぜひご利用ください。

(注釈)埼玉県でも一定規模以上の賃貸共同住宅などを対象に耐震診断、耐震改修設計・建替設計、耐震改修工事・建替工事に対して補助制度を実施しています。詳しくはお問い合わせください

対象建築物

 1981年以前に着工された一戸建て住宅または共同住宅

補助金額

耐震診断
  • 一戸建て住宅または木造共同住宅:要した費用で、かつ10万円を限度とする額
  • 木造以外の共同住宅:要した費用の2分の1以内で、かつ一戸当たり2万円とし、一棟当たり100万円を限度とする額
耐震改修

 耐震診断の結果から耐震改修が必要とされる木造住宅で、改修の区分に応じて交付

  • 一般改修:耐震改修工事に要した費用の3分の1以内で、かつ50万円を限度とする額
  • 簡易改修:耐震シェルターなどの設置に要した費用の2分の1以内で、かつ20万円を限度とする額

お問い合わせ

まちづくり推進課 電話番号 048-441-1800(内線380)


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