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広報戸田市 2022年1月号

『コロナ禍でのこころとからだの不調特に子どもの起立性調節障害について』

コロナ禍では、新型コロナウイルス感染症の症状だけでなく、自分や家族がいつ感染するかわからないという不安や心配から精神的なストレスが増加します。また、外出自粛や在宅勤務、休校などにより生活様式が変化し、運動不足になったり、寝ている時間が長くなったりして、身体機能が低下してしまいます。このようにコロナ禍では、ストレスにより、心身両面にさまざまな不調をきたしやすい状況にあるといえます。

特に発達期の子どもたちは、心理的・社会的なストレスや自律神経・ホルモンのバランスの不均衡などから、朝起きられない、立ちくらみ、頭痛、吐き気、倦怠感などの身体的な症状が午前中に現れることが多くあります。これは起立性調節障害にみられる症状で、コロナ禍で中高生に増加している心身症のうちの一つです。

まず、基本的な生活習慣を見直してみましょう。早寝早起き、栄養バランスのよい食事、適度な運動、家族や友人とのコミュニケーションなどを心掛けましょう。十分な睡眠はとても大切で、夜寝る前にスマートフォンなどを使用するのは控えたほうがよいでしょう。どうしてもつらい症状が続き、お困りの場合には、医療機関などへの相談をお勧めします。


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