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広報戸田市 2020年11月号

 皆さんは「IgA抗体」というものをご存じでしょうか?近年、体を病気から守るための「免疫」システムの中で「唾液」の成分や働きが着目されており、IgA抗体は唾液に含まれる粘膜免疫のひとつです。
口は細菌やウイルスが侵入する入り口です。そこで第一の防波堤となるのが唾液。唾液中のIgA抗体は、病原体が侵入してきた際にくっついて無力化する働きがあります。つまり、IgA抗体が含まれる唾液が減ると、病気にかかりやすくなるのです。
唾液の分泌を促すには、よく噛んで食べることが大切です。表情筋やあごが衰えると、唾液の分泌も低下します。ガムを噛んだり、口腔体操や早口言葉などで分泌を促しましょう。また、IgA抗体の働きを高める食材として、乳酸菌などの発酵食品や食物繊維も注目されています。
IgA抗体を活発にし、病原体を退治するために、今日から「唾液力」を鍛えましょう。


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