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広報戸田市 2019年12月号

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 脱水というと、夏のイメージが強いかもしれませんが、実は冬でも脱水を引き起こすリスクがあります。特に環境による原因として、空気の乾燥が挙げられます。現代の住宅は気密性が高く、エアコンなどの暖房器具の使用により、さらに湿度が下がります。空気が乾燥した環境では、気付かないうちに皮膚や粘膜、または呼気から水分が失われる「不感蒸泄」が増えます(常温安静時には健常成人で1日に約900ミリリットルの水分が失われると言われています)。つまり空気が乾燥して不感蒸泄が増える冬場は、水分を失っている自覚が少ないため、夏場に比べ水分摂取量が少なくなり、脱水症状になりやすいといえます。

 主な脱水症状には皮膚のかさつき・口の中の粘つき・倦怠感・めまいや立ち眩みなどがあります。乾燥しやすいこれからの時期は室内の湿度を50~60パーセント程度に保ち、のどの渇きを感じていなくてもこまめな水分補給を行ない、脱水にならないように気を付けましょう。


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