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広報戸田市 2019年11月号

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 心不全とは、何らかの心臓機能障害が生じて心ポンプ機能が破綻した結果、息切れやむくみなどの症状が出現する病気です。

 心筋梗塞などの心疾患によるものだけでなく、高齢化、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全などに潜む「隠れ心不全」も増加しています。

 また、心不全の罹患率は高齢になるほど高く、高齢化の一途をたどる日本では患者数の増加が続くと予想されます。しかし、高齢者では症状がはっきりしないこと、症状があっても「老化」、「年のせい」と思い、病状が進行してから見つかることも少なくありません。

 足がむくむ、階段や坂道で息が切れる、横になると痰が出る、息が苦しい、だるい、急に体重が増えた(2日間で3㎏以上)、今まで普通にできたことが疲れてできない、体力が急に落ちたと感じた時は要注意です。

 心不全を放置すると、生命の危険だけでなく、健康寿命も縮めます。しかし、早期に発見し、適切な治療を続ければ、普段どおりの生活を送ることも可能です。気になる症状がある場合は、放置せず医療機関にご相談ください。


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