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広報戸田市 2019年10月号

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「柳剛流岡田十内関係資料」~戸田市指定文化財~

 岡田十内は、寛政6年(1794年)医師岡田静安の長男として下戸田村元蕨で生まれました。十内は若くして江戸に出ると今井右膳から柳剛流を習い、次に柳剛流を編み出した岡田惣右衛門に師事し免許の印可を受け、本郷森川町と下戸田に道場を開きました。十内が天保12年(1841年)から25年間に育てた門弟は1,200人から1,400人ともいわれ、その中には彰義隊頭取である伴門五郎や衝鋒隊隊長の古屋佐久左衛門がいました。

 柳剛流は、臑を切ることを最大の攻撃方法とし、刀以外に薙刀・柔術などを併せた総合武術で、非常に実践的なものとされています。市で指定された資料には、十内の肖像画や愛用した刀、門弟帳などがあります。


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