このページの本文へ移動
広報戸田市 2019年7月号

本文

「三代目戸田橋の親柱」~戸田市指定文化財~

 昭和7年(1932年)に完成した三代目戸田橋は、長さ545メートル、幅11メートルの鉄製トラス橋です。設計者は橋梁技術者の増田淳さんで、完成当時は日本一斬新な美しい橋として話題を呼びました。その親柱も意匠的に凝った造作で、高さ3.8メートル、材質は花崗岩、石積みの下段には面取り加工、中段には曲線と直線を混合させたアール・デコ調の石造彫刻が施されています。柱の背面には、橋の概要と由来が書かれた真鍮板があり、老朽化と度重なる水害、交通量の増加、荒川の改修に伴う川幅拡大により架け替えられたことが分かります。昭和53年(1978年)にその役を終え、現在の四代目戸田橋へと役割が引き継がれました。


ページトップへ