このページの本文へ移動
広報戸田市 2019年6月号

本文

「馬頭観音像」戸田市指定文化財

 新曽沖内の馬頭観音像は、沖内馬頭観音堂に安置されています。材質は安山岩、形態は舟形、三面六臂立像が半肉彫りされた刻像塔で、17世紀中期から18世紀後期によく見られる形です。「寛文十庚戌暦三月廿一日」(1670年)の紀年銘と、「武州足立郡新曽村惣百姓衆中」「奉造立馬頭観音像」の銘文が刻まれており、寛文10年に新曽村の惣百姓衆中によって造立されたことが分かります。馬頭観音はその名の通り、馬の守り神として信仰を集め、お堂には多くの絵馬が残っています。現在も、年に2回ご開帳を行うなど、地域の馬頭観音信仰の中心となっています。

今年の2回目のご開帳は、2019年8月19日(月曜日)、午前10時~午後4時です。


ページトップへ