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広報戸田市 2019年6月号

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 高齢者の5人に1人が認知症になると言われる中、認知症にならないため、また万が一認知症になった後でも、進行を穏やかにし、生活の質を保つためのポイントをいくつかご紹介します。

 まず、生活習慣病の予防をすることです。アルツハイマー型認知症や、脳血管性認知症は、糖尿病や脳血管障害などの生活習慣病との関連が指摘されています。規則正しい生活、いろいろなものをバランスよく摂る食生活、適度な運動習慣、特に有酸素運動が有効です。例えば散歩をする時に、友人と話をしたり、指折りをしたり、簡単な計算をしたりといった、何かをしながら別のことをする「ながら運動」がよいといわれています。

 また、他者との交流は脳を刺激し、豊かな生活をもたらします。家族との会話、仲間との活動などを積極的に行い、人と関わりを持つよう意識してください。

 認知症の人とそうでない人の境目は曖昧です。認知症の一歩手前の軽度認知症(MCI)の人も増えています。認知症予防は誰でも、いつでも、思いついた時から少しずつ生活の中に取り入れていただきたいと思います。


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