市民一人一人が幸せを実感できるまちへ(1) 2019年度施政方針・予算の概要
2019年第2回戸田市議会定例会において、菅原 文仁市長が予算編成方針と主な施策についての施政方針を表明しました。2019年度施政方針と新年度予算の概要についてお知らせします。
戸田市長 菅原 文仁
重点施策3つの柱
「未来への投資」で元気をつくる
質の高い教育への投資を行うことで「教育日本一」への基盤を固めていきます。また、「子育てするなら戸田市」と実感していただけるよう子育て世帯への支援をさらに充実させるほか、経済と雇用の分野では、多様な働き方、女性が働きやすい職場環境整備に向けて取り組むなど、未来を創る分野への積極的な投資を行います。
- 戸田型15年教育の実現へ向けた取り組み
- 市立小学・中学校に在籍する第3子以降の学校給食費半額補助
- 民間認可保育園3園を新設するなど受入枠の拡大や保育コンシェルジュの設置 など
「安心のくらし」を全力でまもる
「公助」だけではなく、自らの身は自ら守る「自助」、自分たちのまちは自分たちで守る「共助」の考え方を基本に、防災・防犯や浸水対策を進め、地域の強靱化を目指します。また、市民と共に生きがいを感じられる健康づくりに取り組むとともに、市民の生命と健康を守る施策を推進することで強くてしなやかな地域を築いていきます。
- 防災基本条例の制定に向けた市民会議の設置
- 防犯カメラの設置運用に係る条例の制定、防犯カメラシステム導入
- 健康マイレージ事業の開始 など
「人・自然・街」を共感でつなぐ
高齢化が進行する社会情勢や市民ニーズの変化を踏まえ、快適な住環境を整備していきます。また、本市独自のオリンピックレガシーの創造に取り組むなどの魅力あふれる文化・スポーツ環境の整備を行います。さらに、多様な分野で民間と行政がそれぞれの資源や特色・ノウハウを活かし、より効率的・効果的な市民サービスが実現できるよう取り組み、持続可能な社会環境を構築することにより人と自然とまちをつないでいきます。
- 東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火リレーや事前キャンプの誘致
- マンション支援対策や公民連携のための新担当を設置
- 情報発信の強化 など
8つの基本目標に沿った主な事業を紹介します
1 子どもの成長と生涯にわたる学びのまち
- とだの保育創造プロジェクト会議の推進
- 市独自の就職支援給付や賞与の上乗せ補助
- ICTを効果的に活用した学びの支援
- 新曽中学校教室棟の増築等工事や小学・中学校体育館のエアコン設置 など
2 誰もが健康でいきいきと生活できるまち
- 地域課題の抽出や解決に向けた役割を担うコミュニティソーシャルワーカー（CSW）を 社会福祉協議会に配置
- 市内小学・中学校に出向き、福祉教育と連携した共に考える参加型の講座を実施
- 認知症サポーターの1,000人の増員を目標に、養成講座を実施 など
3 安心して安全に暮らせるまち
- 無人飛行機（ドローン）や水上バイクの導入など、あらゆる災害を視野に入れた消防・防災対策
- 運転免許証自主返納制度や街頭啓発活動などを通じた交通安全意識の醸成
- 災害に負けない地域づくりを進めるため、地域強靱化計画の策定に向けた準備 など
4 緑と潤いのあるまち
- 2017年度より川岸地内で近隣住民とのワークショップを経て設計した緑地・緑道の整備
- 浄化導水、上戸田川浄化施設の運転などを継続的に実施
- たばこのポイ捨てや歩行喫煙対策として、喫煙制限区域内での罰則の導入検討 など
5 快適で過ごしやすいまち
- バリアフリーの基本方針を定めるための調査
- 駅前交通広場の整備
- 大規模地震に備えた山宮橋の耐震工事 など
6 活力と賑わいを創出できるまち
- 4月から商工会起業支援センターを拠点とし、インキュベーションマネージャーを配置するなど市と商工会が連携した起業家への支援を実施
- 東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成や、本市の魅力ある地域資源を紹介する冊子の作成、情報発信の強化 など
7 人が集い心ふれあうまち
- 市内の活力と賑わいを創出する戸田ふるさと祭りの実施
- 多様な性に関する理解を広めるための事業を推進 など
8 着実な総合振興計画の実行に向けて
- マイナンバーカードの取得と自動交付サービスの推進
- 税の公平性を保ち滞納の解消を図るため、早期着手・早期完結による、収納率向上
- 市民にとって分かりやすい財政公表 など
