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広報戸田市 2017年5月1日号

「牧場」

 機械化以前の農作業では、人力だけでなく牛馬など家畜の力が用いられていたことから、かつての戸田にも家畜を飼育している家がありました。また、乳牛や肉牛を飼育する牧場も数カ所ありました。

 昭和36年(1961年)の『戸田町勢要覧』によるとその当時乳用牛97頭、肉用牛67頭、豚24頭などが飼われ、その他、馬、羊、山羊、鶏などが飼われていたことが分かります。これが、『統計戸田1992年版』によると平成3年(1991年)以降、乳牛の生産額が途絶えていることから市内の畜産業の急激な変化がうかがわれます。

 農業の機械化、都市化、産業構造の変化など昭和から平成へと変化する中で、市内の風景が変化してきたことが分かります。