「愛する家族に支えられ」 森田 たけさん 89歳 新曽南
「収穫祭ってあるでしょう。以前は農業祭といって農作物の品評会もあったのよ。街並みも変わって、今では農業ってあまりイメージないわよね」とほほ笑みながら語る森田 たけさん。農家に嫁いだ森田さんは、お米やかぶ、ねぎなどを家族と共に一生懸命に育てあげました。その出来栄えは品評会で数々の受賞歴があるほど。全てが手作業だった当時は、今とは比べ物にならないほど大変でつらい作業だったといいます。
何事にも熱心に取り組み「中途半端は嫌」という森田さんは、趣味にも全力投球。手芸をはじめ日本舞踊や社交ダンス、フォークダンスにカラオケなど、忙しいときは外出先から一度自宅に荷物を取りに戻り、そのまま次の予定に出かけることも度々だったとか。「支えてくれる家族がいたからできたのよ。感謝してます。」と家族と笑いあうその姿に、大きな愛に包まれて過ごす素敵な日常が目に浮かぶようでした。