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広報戸田市 2017年1月1日号

戸田市長 神保 国男

 明けましておめでとうございます。

 市民の皆様におかれましては、晴れやかな新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。

 また、昨年は多くの市民の皆様との協働の下、市制施行50周年を盛大に祝うことができ、未来への歩みを進めるための輝かしい一年となりました。

 そのような中、昨年発表されました2015年国勢調査では、人口増加率が10.6パーセントで県内1位、全国市区では7位にランキングし、本市は全国でも有数の「選ばれる自治体」に成長しています。一方、活気あふれるまちであると同時に、子育て世帯が多い本市は、特に保育需要の増大などへの対応が急務となっています。

 そこで、待機児童対策として、昨年10月に策定した「待機児童緊急対策アクションプラン」に基づき、本年4月に認可保育所など4園を開設し、約240人の受入枠の拡大を図ります。また、保育士の緊急確保策として、新たに就職支援給付と宿舎借上支援を実施いたします。

 次に、教育の分野では、本市は小学・中学校ともに県内でトップクラスの学力であり、引き続き、ICTの活用や産官学民との連携強化などを推進していくほか、スクールカウンセラーを全ての小学・中学校に配置するなど、これまで以上に一人ひとりの心に寄り添った教育環境を整えてまいります。

 さらに、誰もが安心して暮らすことができる環境づくりを進めるため、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を進めてまいります。このシステムは医療・介護関係者をはじめ、一人でも多くの市民の皆様に関わっていただくことが大切です。本年は更に地域への啓発を行い、支えあいの体制づくりを進めてまいります。

 本年も、しっかりと先を見据えた堅実な財政運営を進めながら、市民の皆様一人ひとりが幸せを実感できるまちを目指して市政運営に全力で取り組んでまいります。

 結びに、新年が皆様にとりまして実り多き年となりますことを心より祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。

戸田市議会議長 石井 民雄

 明けましておめでとうございます。

 市民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また、日頃から、市議会の活動に対し、温かいご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、戸田市は、昨年10月1日に市制施行50周年を迎え、様々な事業が実施されました。中でも、9月17日、18日に開催された「全国市町村交流レガッタ戸田大会」では、「議会議員の部」に市議会議員のクルーが参加し、5位に入賞したほか、市民クルーが優勝を果たすなど、「ボートのまち とだ」を、強くアピールすることができました。

 また、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられましたことから、10月30日に、若い世代の政治への関心を高めることを目的に、南稜高校と戸田翔陽高校の生徒の皆さんに参加していただき、戸田市議会主催による「高校生議会」を開催いたしました。議員役の生徒たちの堂々とした発言や立ち居振る舞いに感心するとともに、生徒たちの新鮮で、率直な意見を伺い、日本の未来は明るく、希望に満ちていると強く実感いたしました。

 さらに、一昨年の関東・東北豪雨や昨年の熊本地震など、各地で痛ましい災害が発生しておりますことから、議員の災害発生時における対応について、地震と風水害で、議員の取るべき行動を分けて、マニュアルの改訂を行いました。そのほかにも、活発な議会活動を展開してまいりました。

 このように、公正で民主的な議会運営に取り組んできた私ども市議会議員は、2月に任期満了を迎えます。今月末には、市議会議員一般選挙が行われますが、改選後も、新体制のもと、議員一人ひとりが、使命と責任を果たすために、日々研鑽し、高い識見を養い、皆様の負託に応えてまいる所存でございます。

 どうか本年も、一層のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げますとともに、皆様にとりまして、より実りのある飛躍の年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。