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ユスリカについて

掲載日:2021年3月31日更新

ユスリカとは

ユスリカは、一見、血を吸う「蚊」に似ていますが、ハエの仲間で血を吸わない昆虫です。

ユスリカには、益虫的な要素と害虫的な要素があります。益虫的な要素としては、水の汚れの原因である有機物を食べて水質を改善する働きがあげられます。害虫的な要素としては、大量に発生すると夕方に群れ(蚊柱)をなし、洗濯物や布団に付着する点があげられます。

なぜ大量発生するのか

人間社会と自然のバランスの関係で大量発生します。

これまで水質が極端に悪い時は、生物自体がほとんど発生しませんでした。近年、水質改善の過程で川や水路に特定の生物が住めるようになり、一時的に生物のバランスが崩れて、ユスリカが増えたと考えられます。

今後、さらに水質の改善が進めば、ユスリカの餌となる有機物が減少するとともに、ユスリカを餌とする生物も増えることで、大量発生は減少していくと考えられます。

水質の改善は進むのか

一般的には、公共下水道の整備が進めば、川や水路の水質は改善します。

現在、新曽地区では、土地区画整理事業に併せて下水道の整備が行われています。また、上流の蕨市の錦町地区でも下水道整備が進んでいます。

しかし、下水道の普及には、まだ時間がかかることから、現在は、川や水路の底に堆積した有機物を含んだヘドロ状の土砂の除去や、上戸田川浄化施設での水質の浄化などにより応急的な対応を行っています。

ユスリカが大量発生した時の対策とは

河川課では、水路への消毒やユスリカの幼虫を羽化させない成長抑制剤の散布を実施しています。また、環境課でも、新曽地区の土地区画整理地内において道路側溝清掃に併せて対応を実施しています。ただし、環境への影響もあるため、必要最小限に留めています。

ご家庭でできることは、早めに洗濯物や布団を取り組むことや不要な照明を消すことなどです。また、市販の虫除けもユスリカに対応するものがありますので、説明書をお読みになってご使用ください。

ユスリカではない蚊

最近増えている蚊で、人の血を吸うチカイエカがあります。

この蚊は、地下の浄化槽や雨水貯留槽などから発生し、夕方と明け方に活動します。住環境の変化により、近年都市部で増加しています。

他にも、市街地で見られる主な蚊としては、ヒトスジシマカ(ヤブカ)やアカイエカなどが有名です。

これらの蚊は、少しのたまり水でも発生してしまうので、家の周りの粗大ごみや空き缶、プランターの水受け皿などをこまめに清掃することである程度発生を抑えられます。

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