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百日咳に注意しましょう

掲載日:2025年8月29日更新

百日咳に注意しましょう

概要

百日咳は、特有のけいれん性の咳発作を特徴とする急性気道感染症です。世界中で見られる疾患であり、年齢を問わず感染しますが、小児に多くみられます。

免疫が不十分な場合、生後早期から感染する可能性があり、特に乳幼児が罹患すると肺炎や脳炎を併発し重症化することもあります。

主な症状

百日咳の主な症状は、カタル期、痙咳(けいがい)期、回復期の三期の経過に分けられます。

1.カタル期(約2週間)

​発熱、くしゃみ、鼻水、咳などの一般的なかぜ症状から始まります。次第に咳の回数が増え、程度も激しくなっていきます。

2.痙咳(けいがい)期(約2~3週間)

​次第に特徴的なけいれん性の咳が出現します。これは、短い咳が連続して起こります。咳のあと急に息を吸い込むので、「ヒュー」という笛を吹くような音が特徴です。しばしば嘔吐を伴い、発熱はないか、あっても微熱程度です。さらに乳児は、無呼吸発作から顔色が青紫色になる状態(チアノーゼ)や、けいれん、呼吸停止を起こすこともあります。

3.回復期(約2~3週間)

次第に咳発作が減少し、2~3週間で消失します。

特に乳児は、肺炎や脳症などの合併症を起こすこともあります。また、大人の場合、咳が長期にわたって持続するものの、典型的な咳を示さず、軽症で回復するため、診断が見逃されやすいですが、菌の排出はあり、周囲の人に感染させてしまうこともあるため、感染対策が重要となります。

感染経路

主な感染経路は、咳やくしゃみによる「飛沫感染」、菌に汚染されたものに触れることによる「接触感染」があります。

百日咳の予防について

他人への感染を防ぐために咳エチケットを心がけましょう。​

また、百日咳の予防には、五種混合ワクチン等の接種が有効です。五種混合ワクチンは、定期予防接種として実施されています。

五種混合ワクチンに関するページはこちら

予防接種全般に関するページはこちら

関連リンク

百日咳|厚生労働省

百日咳|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト

 
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