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めるまが60(2016年2月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

過去の否定が地方創生につながる
前回のめるまがで、私は地方創生を「地方自治体が、従前と違う初めてのことを実施していく。あるいは、他自治体と違う初めてのことに取り組んでいく」と定義しました。この定義における地方創生を実現するためには、まずは「過去を否定する」ことからはじまります。多くの自治体は、依然として踏襲主義です。その踏襲主義を否定することが大切です。たとえ否定しなくても「なぜ、そのようになっているのか」と考えることが大事です。
某自治体は合計特殊出生率の数値が同規模の自治体と比較して最下位です。しかも23年連続ワースト1となっています。この事実は「今までの事業が無意味」を示しているわけです。ところが、その自治体は過去を踏襲し、ほぼ同じような事業を実施しています。もちろん、事業の多少のマイナーチェンジはありますが、基本は同じような傾向の事業を進めています。その結果が「23年連続ワースト1」という不名誉な事実となっています。
某自治体が合計特殊出生率を上昇させたいのならば、過去を否定しなくてはいけません。今までに「ない」事業を実施する必要があります。ただし注意しなくてはいけないのは、今までになかった事業を実施しても数値が改善するとは限りません。それでも過去を否定し新しい事業に挑戦する意義は大きいと思います。そして、もし数値が改善しなくても、改善しても、その事業の反省をしっかりと実施していくことが次につながっていきます。
状況がよくなっている場合は踏襲路線でよいかもしれません。しかし現状が悪くなっている場面では、過去を否定しなくては「健全な未来は来ない」と思ったほうがいいでしょう。ちなみに、このめるまがは、過去は2月で終了していました。これも過去を踏襲して「何となく2月で終わり」と悪しき思考があったわけです。めるまがを2月で終わる理由は、今年度は見つかりません。そこで、今年度は次号(3月号)も発行する予定です。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

「2015年度政策研究成果発表会」及び「第2回都市調査研究交流会」での発表について
戸田市政策研究所の活動について、今月は外部で発表する機会を2回いただきましたので、紹介させていただきます。
本日、彩の国さいたま人づくり広域連合主催の「2015年度政策研究成果発表会」において、庁内自主勉強会「戸田ゼミ」の活動を紹介させていただきます。戸田ゼミは2008年6月からスタートし、参加者や活動内容の移り変わりがありながらも、8年目を迎えることができました。業務時間外に継続して集まり、自主的に勉強することは大変難しいことです。しかし、戸田ゼミの開催を通じて、少なからず参加者の政策形成能力の向上につながっているのではないかと考えていますので、この点をPRしてきます。
続いて、2月15日には、日本都市センター主催の「第2回都市調査研究交流会」において、第5回都市調査研究グランプリ(Cr-1グランプリ)にてグランプリをいただいた研究内容を報告させていただきます。戸田市政策研究所では、中・長期的な政策研究だけでなく、施策化に向けた政策企画にも取り組んでいます。
2013年度に実施した「スマートフォン等を活用した新たな市民参加に向けての研究」は、実際にスマートフォン用アプリケーション「tocoぷり」の誕生へつなげています。研究の内容だけでなく、政策研究から施策化への経過や、現状の課題などについてお伝えできればと考えています。
(研究員 長谷川 昌之)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

気が付けば今年も早1カ月。時は、いつ振り返ってもあっという間に感じます。
年始のこの時期、私が楽しみにしているものの一つに「年頭所感」があります。各界を牽引しているリーダーたちの昨年の振り返りと今年の見通し、抱負などを拝見させていただくことですが、これがなかなか興味深いものです。人それぞれ、立場によって世界情勢の中でキーとなった出来事が違ってきます。私にとっては、そんなニュースがあったかな…と思うようなことでも、その世界では大きな動きとして捉えられているのだと改めて気づかされます。年頭所感は、世間知らずな私にとって世の中の大勢を知るにはとても「ちょうどよい」のです。専門的な話は理解し難いことも多いのですが、五郎丸ポーズに代表されるようにラグビーワールドカップでの日本の歴史的勝利は、とても多くの人々を勇気づけたのだということもわかりました。
「今年はこんな年にしたい」と考え、そして表明することはとても大事なことです。これは何もトップに立つ人たちだけの話ではありません。仕事でも私生活でも、誰にとっても目的意識を持って自らを成長させるためにはとても意味のあることだと思います。「これまでをじっくり振り返って目標をたてている余裕がない」という人もいるかもしれませんが、年末年始の多少余裕が生まれるタイミングは、このようなことをするためにあるのかもしれません。時間を見つけて、私もトライしてみたいと思います。
(主任研究員 生出 豊)

(4)戸田ゼミの取り組み

第9回(1月29日)の報告
第9回は、2月の研究報告前の最後のグループワークということで、仕上げのための話し合いと共に、本番を意識したリハーサルを行いました。各グループがオリジナリティーに富んだ研究成果を発表すると共に、他のグループに対する質問や意見交換が活発に行われました。研究内容の精度を高めるための、大変有意義な時間になったことと思います。
第10回(最終回2月22日)の案内
第10回は、2015年度の戸田ゼミ最終回ということで、ゼミ生3グループの研究発表会を行います。グループの発表後、政策形成アドバイザーの牧瀬先生から講評をいただき、会の最後には、戸田市政策研究所長から総評をいただきます。ゼミ生には、研究に対する熱い思いを語っていただき、一年間の活動を通して得た力を今後の更なる成長につなげてほしいと思います。
今年度の戸田ゼミ生は、25名中10名が入庁1~2年目の職員で、昨年度同様、活気に溢れた勉強会となりました。来年度も人数の多寡に関わらず、職員のスキルアップにつながる場になるよう、戸田ゼミを更に進化させていきます。
日時:2月22日、午後6時から午後7時
場所:市役所5階大会議室C
(研究員 川田 哲朗)

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