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めるまが40(2014年2月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

発展する・発展させる組織
これからの自治体政策は、「成長する戦略」を採用するのでしょうか。あるいは、「発展する戦略」でしょうか。どちらを選択するべきでしょうか。実は「成長」と「発展」は、大きな違いがあります。一般的に成長の意味は「1.人や動植物が育って大きくなること。2.物事の規模が大きくなること」とあります。成長は拡大と同義語で使用されます。
発展とは「物事の勢いなどが伸び広がって盛んになること。物事が、より進んだ段階に移っていくこと」という意味です。成長とはgrowthです。そして発展はdevelopmentになります。小さなおたまじゃくしが大きなおたまじゃくしになることをgrowthと言い、おたまじゃくしが蛙になることをdevelopmentと言います。
成長は量的変化であり、発展は「より進んだ段階に移る」ため質的変化と分けることができます。いま日本は人口減少の時代を歩んでいます。従来とは異なった次元に入っています。その時代においては、従前とは違う思考が求められます。そこで「発展の思想」を持つことが肝要です。自治体シンクタンクは自ら発展し、自治体を発展させる組織でもあります。
戸田市政策研究所のパンフレットには、同研究所の設置理由が記されています。それは「今後も戸田市が市民満足度の高い市政運営を継続し、将来にわたり持続的な発展を目指すためには、刻々と変化する社会状況に合致した政策を、積極的に展開していかなければなりません。そこで、戸田市全体の政策形成能力を高め、政策を的確に実践していくために『戸田市政策研究所』を設置しました」です。この中には「持続的な発展」と明記しています。同研究所は、これからも発展し、発展させる組織であってほしいと思います。
(政策形成アドバイザー 牧瀬稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

「戸田ボートコースの水辺環境を活かしたまちづくりに関する研究」
戸田ボートコースは、その素晴らしいロケーションと市内外への認知度及び市民の愛着の面からも戸田市を代表する地域資源です。一方、戸田ボートコースを含めた県営戸田公園については、ボート競技者による水面利用がほとんどであり、一般市民が集い、憩うには、十分な公園整備がなされていないのが現状です。
そこで本研究では、ハード面では市民が憩える場所づくりを目指した公園整備を、ソフト面では公園整備後の活用案などについて、課題整理を含めて調査研究を行いました。
また、本研究は、施設整備等の実現及びその利活用に向けた全体構想を作成することを目的とし、組織横断的な分野であることから、各部局の次長職で構成されるまちづくり戦略会議において調査研究を進めました。さらに、研究の基礎的な調査を行い、まちづくり戦略会議に報告するとともに、平均年齢が県内一若い戸田市における公園整備を考えるため、若年層の意見を登用することを目的に、庁内若手職員によるワーキングチームを組織し、公園整備後のソフト事業や整備の実現に向けた課題整理について調査に取り組みました。
研究では、現地視察や議論を繰り返しながら、ようやく公園整備の全体イメージが描けてきました。現在は、年度末に向けて、市長への提言書をまとめている段階です。本研究は事業化を前提とした研究です。本研究の成果を基に、市民の皆様が水辺を感じながら憩える公園の具現化につながるものと期待しています。
詳しい研究報告は、年度末に政策研究所HP で公表しますので、読者の皆様には、ぜひ一度ご覧いただくとともに、数年後の県営戸田公園の姿を楽しみにしていただきたいと願っています。
(研究員 鈴木伸明)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

先日、戸田市で行われた職員提案発表会。審査を今年度初めて発表会形式で行うこととし、各提案者はロールプレイングを行いながら説明する等、様々な手法を凝らし、市長、部長等で構成された提案審査委員会と職員の前で情熱プレゼンテーション(政策アイディア8件、課内アイディア10件)を行いました。
発表会の様子はテレビ埼玉で特集として放映され、ほぼ全員が自身のプレゼンテーションの様子を、画面を通して見ることができたのではないでしょうか。思ったよりも緊張している自分を第三者の目で見ることができる貴重な機会となりました。
このような機会を通じて、市の職員が普段どのように市政を考え、どのように実現していきたいのかを公の場で発表することができます。それにより、部局が違う職員同士に共感が生まれ、それが部局間の連携やその後の政策に繋がるきっかけとなるかもしれません。
職員提案制度は、やる気のある職員にとって自分の考えを政策に反映させるための絶好の機会なんだと改めて思いました。
さて、この度、日本経済新聞社が行った全国市区の経営革新度調査で本市は全国8位になり、2年前の11位から、ついにトップ10入りを果たしました。
調査項目は
1.「透明度」・・情報公開や住民への説明責任の観点を重視する
2.「効率化・活性化度」・・効率的運営や積極性を評価する
3.「市民参加度」・・住民との共生・協働を図る
4.「利便度」・・公共サービスの便利さ
です。
今回の職員提案は、まさに経営革新度を高める事業です。発表会形式にすることで行政の透明化を高め、また、職員の積極性の評価により、活性化度も高まります。私も今回の発表者全員から刺激を受けました。どのようにしたら戸田市がよりよいまちになるのか自分なりに考え、それを外部に発信していくことを心がけながら職務に邁進したいと思います。
余談ですが、放送後に演技の下手さを指摘されること多数。もしかしたら、行政の仕事にも演技力が必要なのかもしれません。もし必要であれば、演技力向上研修を提案し、自ら参加しなければいけない。
ふとそんなことを思った今日この頃。
(研究員 柄澤映)

(4)戸田ゼミの取り組み

2013年度政策研究交流大会(2月6日)の報告
彩の国さいたま人づくり広域連合主催による「2013年度政策研究交流大会」に参加し、戸田ゼミの活動報告を行いました。発表するに当たり、改めて戸田ゼミの目的「職員の政策形成能力の確立と一層の向上」につながっているかを考えるきっかけとなりました。
ゼミ参加者の政策形成能力が向上することで、参加者以外の職員へと効果が波及し、戸田市全体の政策形成力の向上につながることが理想としてあります。来年度もテーマを工夫し、大勢の方が参加するゼミにしていきたいと思います。
また、交流大会では他の自治体や民間企業の方と意見交換をすることができ、有意義なひと時となりました。今後、戸田ゼミと他の団体との意見交換なども企画していきたいと思います。
第9回(2月13日)の案内
第9回では、第6回で話し合った「静岡県小山町の現状と課題」を整理するとともに、各自が事前に「静岡県小山町への事業提案」を考えて参加し、ゼミにおいて一つの事業提案をまとめていきます。
日時:2月13日、午後6時から
場所:市役所4階市長公室
また、この戸田ゼミでは、他自治体職員の方との交流の場としても機能しています。参加を希望される方は、お気軽にご連絡ください。
(研究員 長谷川昌之)

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