みずのめぐみ Vol.19
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 表紙と下の写真は、昨年10月の台風19号の影響により、断水が続いていた東京都奥多摩町へ、日本水道協会からの要請を受け給水支援に行ったときの様子です。戸田市において水道施設の被害はありませんでしたが、関東から東北地方にかけ、多くの水道事業体の水道施設が被害を受けていたため、各地の事業体が協力して支援活動を行いました。給水車に水を入れている様子。給水所で給水袋に水を入れている様子。水道の使用ができない方が、この場所へ給水袋やポリタンクを持って訪れます。①古くなった水道管は大きな地震や水害による地盤変動に耐えることができず、破損して漏水する恐れがあります。水道管が漏水すると修理が完了するまでに時間がかかり、長時間水が使えない状況になることがあります。②戸田市で管理している浄水場は3箇所。水道管は約320キロメートルにもおよびます。これら水道管の耐震化率は現在約50パーセント。みなさまが安心・安全に水道水を使用できるようにし続けていくためには、浄水場設備の更新に加えて、将来発生する可能性のある地震や水害に対応できるよう耐震性の高い施設、水害にも対応できる施設にしていく必要があります。 そのために必要な費用は、皆さまからの水道使用料や将来にわたる借金により捻出することとなります。そこで上下水道部では、常に安全で安定的な水道水をお届けするために、「戸田市水道ビジョン2014(改訂版)」※において「水の未来をより良いものへ…戸田市の水道」を将来像に、安全、強靭、持続の3つの目標の実現に向け事業を進めています。 水道事業を持続させていくために、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。https://www.city.toda.saitama.jp/site/suidou/sui-gyomu-suidou-vision.html水道事業で行っている備え※戸田市ホームページよりご確認いただけます水害にも水道施設の耐震化が有効水害に備えて水害に備えて特集6

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