みずのめぐみ Vol.19
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 台風、ゲリラ豪雨、線状降水帯・・・、近年では毎年全国で被害が出ている状況です。戸田市においても例外ではなく、道路冠水被害は増加しています。急速に都市化が進む戸田市において、どのような手法による対策が有効なのか検討し実施しています。 このように様々な浸水対策を実施していますが、対策には膨大な費用と時間を要します。みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。浸水対策実施例役 割:降雨による雨水を一時的に貯めることで、水路へ流れる雨水の量を減らし道路冠水の軽減を図っています。大きさ:高さ4.35m×幅9m×奥行39m(内寸)効 果:貯留量は1,500㎥(25mプール約3杯分)あり、消防本部付近の北大通りの道路冠水の軽減調整池整備工事(消防本部南駐車場に設置)●その他の浸水対策浸透桝設置工事(平成24年度から毎年実施) 雨水を下水道管へ流している合流地域において、浸透桝を新たに設置することで、雨水の一部を地中に浸透させ、道路冠水や下水道管の負荷の軽減を図っています。雨水貯留浸透施設設置工事 降雨時に学校のグラウンドの下に一時的に雨水を貯め(920㎥)、地中に浸透させることで、下水道管や水路へ流れる雨水の量を減らし道路冠水の軽減を図っています。 ゲリラ豪雨や集中豪雨によって、北大通りの道路冠水が毎年のように発生するため、雨水対策が喫緊の課題となっていました。それを解消すべく、敷地面積も広く、地中深くに構造物を設置することが可能だった消防本部の南側駐車場に調整池を作る計画を平成28年度に行い、平成29年度から平成31年度の約14カ月間をかけて工事を実施しました。調整池の工事実施に至るまでの経緯[設置場所]2014年度(平成26年度)喜沢中学校2015年度(平成27年度)笹目東小学校2016年度(平成28年度)戸田中学校下水道事業で行っている備え完成した調整池内部工事の風景水害に備えて水害に備えて特集4

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