常設展示室紹介
常設展示室では、「荒川の流れと収穫の日々 低湿地のくらし」をテーマに戸田市の歴史と自然を各種の実物資料をはじめ、複製品、模型、写真、図表などを使い、系統的に展示しています。
原始・古代コーナー
戸田市は、荒川の豊かな恵みにより、原始・古代においては100基以上の方形周溝墓が発見された「鍛冶谷・新田口遺跡」に代表される多くの遺跡が存在しています。
中世コーナー
中世には、当時の佐々目郷が足利尊氏により鎌倉鶴岡八幡宮に寄進され、当所の石高は全社領の6割を占めるなど、鶴岡八幡宮の財政を支える中心地でありました。
近世コーナー
近世に入ると、江戸幕府の直轄地(天領)として、また中山道筋に設けられた戸田の渡船場・戸田河岸として栄え、交通の要衝となりました。
近・現代コーナー
近現代には、オリンピック東京大会の漕艇会場としての戸田ボートコースの建設を契機に県南の中核都市として輝かしい歴史を築いてきました。
郷土の歴史が気軽に学べるように、インテリジェントシステムやテーマガイダンス映像システムなどの映像情報機器を利用しています。
戸田の生活と文化コーナー
「戸田の生活と文化」コーナーには常設展示室の歴史的な流れの中で、戸田における生活と文化に関する様々なテーマを取り上げ、展示しております。
常設展示室入館者60万3329人を達成
1984年11月、戸田市立郷土博物館が開館以来、多くの来館者を迎えてきましたが、このたび常設展示室は2010年8月5日に60万3329人の入館者を迎えることができました。3329という数字は、当館開館以来のシンボルであるミミズクをもじったものです。この記念すべき60万3329人目入館者は市内にお住まいの北村一太さん(12歳)と陽奈さん(10歳)。ご家族で来館された北村さんへは、郷土博物館長から「入館60万3329人目認定証」と記念品を贈呈しました。
当館館長から認定証と記念品を贈呈しました。
入館60万3329人目の認定証を手にする北村さんご一家。
戸田市立郷土博物館憲章
戸田市立郷土博物館は、郷土を愛する心をもとに市民をはじめあらゆる人々に開かれた総合博物館です。
当館は、市民自らの参加によって豊かな教養をはぐくむ、生涯にわたる学習の場です。
自然と人間との調和のとれたはるかな未来を展望し、個性ある文化創造の一翼を担うことを目的とします。
郷土戸田から出発し、より広い視野に立って郷土を見つめなおす博物館
自然科学・人文科学にわたる総合博物館
調査・研究はもとより、資料の収集・整理・保管・展示、教育普及を行う博物館
各教育機関・団体との連携・協力をはかる博物館
市民の交流の場としてさまざまな情報を提供し、未来を創造する博物館