新型コロナウイルスワクチン集団接種訓練について
新型コロナウイルスワクチン集団接種訓練を行いました
2021年2月28日、戸田市笹目コミュニティセンター(コンパル)にて、埼玉県、埼玉県医師会、戸田市、蕨戸田市医師会と共催で、新型コロナウイルスワクチン集団接種訓練を行いました。
高齢者の接種を想定し、できるだけ移動にかかる負担が少ない接種体制を検討するため、予診・接種のブースを分ける方法と、同じブース内で行う方法で所要時間を比較しました。
また、アナフィラキシー(薬や食物が体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー症状)等の副反応が発生した場合の対応手順やストレチャーの動線を確認するため、消防職員を含めた救急搬送訓練を行いました。
今回得られた課題を基に、市民の皆さまが安心して接種に臨んでいただけるよう接種体制を構築します。
訓練の様子
問診・接種
医師が予診票を基に問診を行い、接種可能か判断した後、看護師が接種を行います。
予診・接種のブースを分ける方法と、同じブース内で行う方法で所要時間を比較したところ、予診・接種を同じブース内で行う方が、被接種者の移動による負担が減り、時間が短縮されました。
従事者の動線や連携について課題に挙がったため、円滑な接種に向けて検討を進めていきます。
経過観察
接種終了後、体調の変化や副反応の出現がないか、15分から30分の経過観察を行います。
注意する症状について掲示し、従事者から声かけを行いました。
換気や椅子の間隔を空けるなど感染対策を徹底するほか、リラックスして過ごせる環境づくりを検討していきます。
救急搬送
ワクチン接種後にアナフィラキシーが発生した想定で、スタッフ間の連携、医師・看護師の診察・応急処置及び救急搬送を行いました。
本番に向けて対応手順を整えるほか、一連の救急対応物品を万全に準備します。
報告書を公表します
訓練内容の詳細、審査員や従事者等の意見を踏まえた今後の取組などを報告書にまとめましたので、公表します。