環境は足元から第217号
環境は足元から
2022年7月号(第217号)
「環境は足元から」は、環境課が発行する情報誌です。
「環境とわたし」というテーマのもと、市役所職員それぞれの環境への想いや取組について書いた記事を掲載しています。
救急車の再活躍
ほとんどの市民の方が見たことがあるもの、「救急車」について、お話ししようと思います。
消防車や救急車などは年月が経てば役目を終えます。特に救急車は皆さんがよく目にしているとおり、一日平均40km休むことなく走っています。
私たちは毎日のメンテナンスを欠かしません。
それでも安全に運行するためには、救急車などは新しくする必要があります。
運行しなくなった車両は、「消防車両等国際援助事業」を活用することがあります。
発展途上国等に無償で提供する事業です。戸田市を走っていた救急車も、現在モンゴルにいたりします。
そして今年度も1台の救急車がどこかの国へ向かいます。
そうやって、必要としている人たちに渡るのはありがたいことです。
皆さんが手放そうとしているモノも、どこかで必要としている人がいるかもしれませんね。
私も3R(リデュース・リユース・リサイクル)を意識した生活をしていこうと思います。
(消防本部警防課 K.N)
当たり前となったリユース社会について
気付けば携帯電話もスマートフォンが当たり前になり、どこでも気軽にインターネットを利用できる時代になりました。モノ・お金の流れも「オンライン」が主流の時代になり大きく様変わりしています。
インターネットを介し、個人間でモノの商取引をする「CtoC-EC市場」が急速に拡大し、フリマアプリやネットオークションなど、誰でも簡単に不要品などを売り買いできる時代になりました。
2021年には流行語大賞にもノミネートされた「SDGs」の17のゴールの一つに、「つくる責任つかう責任」として、リユースに関連する具体的な目標が掲げられ、世界規模での流れと価値観の変化とともに、リサイクルが日常生活に溶けこんできています。
私の母も、以前は「知らない人の使った服を着るの?」と抵抗感を示していましたが、今では服だけでなく、欲しいものは率先してフリマアプリをチェックしているようです。
「まずは中古で探そう」「これは使わなくなったら売れるだろうか」といったん考え、「自分が使えなくなったものを誰かに使ってもらうことで、地球環境に貢献できる」といったポジティブな意識を持つことが、環境への配慮につながっていくと思います。
(障害福祉課 M.S)
あとがき
今月は3Rに関する記事が並びましたね。
この流れでは話しずらいのですが、私は先月に新しいスマートフォンを購入しました。買い替えた理由は、私の不注意で画面にひびが入ったからです。購入後に気付いたのですが、新しく購入した機種は、購入者自身でディスプレイやバッテリーを交換できるように、メーカーから純正パーツや修理キットが展開されている機種で、このサービスを活用すれば、長く同じ機種を使い続けることができますよね。革命的です。
私の頭の中で、SDGsと叫ぶ群衆が、新しく購入したスマートフォンを天高く掲げる姿が目に浮かびます。