環境は足元から第216号
環境は足元から
2022年6月号(第216号)
「環境は足元から」は、環境課が発行する情報誌です。
「環境とわたし」というテーマのもと、市役所職員それぞれの環境への想いや取組について書いた記事を掲載しています。
我が家の洗い物事情について
皆さんのお宅には、食器洗い乾燥機(食洗機)はありますでしょうか。
我が家では朝の出がけと夜の寝ている間の1日2回、食洗機のお世話になっています。その食洗機ですが、私は便利で使ってはいながらも、水道代や電気代が手洗いよりも多くかかっていて、環境的にも経済的にも負担が掛かっているのではないか??と思っていました。
が、実はそうではないようなのです。経済産業省資源エネルギー庁のホームページによると、給湯器(40度)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器を使用しない)の手洗いの場合と給水接続タイプで標準モードを利用した食洗機の場合(ともに1日2回食器を洗う。)の比較では、手洗いの場合はガス、水道代合わせて、約25,560円、食洗機は、電気、水道代を合わせて約16,990円と食洗機を使用した方が約8,570円の節約ができるとのこと。更に、余熱で乾燥をしたり、洗剤を適量使用すれば省エネにもなりますし、何より手洗いよりも時短になります。
今後も便利な食洗機を使用して、環境や家計にも優しく、更には得した時間は家族とのコミュニケーションに使いたいものです。
(生活支援課 A.K)
ガソリンスタンドの行方
先日、さいたま市を自家用車で走っていたら、驚いたことに2店舗のガソリンスタンド(以下「G.S」という。)が廃業になっていた。脱炭素社会への流れにより、Hybrid車やEV車への普及が大きな要因だろうが、誰もいないG.Sに何となくさみしさを感じた。昨年2月に、自家用車を買い替え、小型のHybrid車にした。車にも、「Hybrid」のプレートが燦然と輝いていたが、実際はスタートの時だけ電気使っている「なんちゃってHybrid車(メーカーには失礼かな)」であり、燃料としては、ガソリンに頼らざるを得ない状況である。資源エネルギー庁によると、1994年度のピーク時に6万カ所以上あったG.Sは右肩下がりを続け、2019年度末時点で2万9637カ所と半減した。現在もG.Sが廃業・撤退に追い込まれている。こんな事情もあり、我が家の利用しているG.Sも、いつまで存続していられるのか不安を感じつつ、電気自動車への買い替えか、はたまた、いっそのこと、車を持たない生活への転換が必要になってきたのだろうかと、考えさせられた出来事である。
(市民医療センター N.A)
あとがき
ガソリン価格が高騰していますよね。2020年には、コロナウイルスの影響で移動の需要がなくなり、原油の先物価格が史上初めてマイナスをつける、というニュースがあり、大きな話題になりました。私は、原油は近い将来なくなる、と教育を受けたてきた世代なので、原油を保有している人が損をしてしまう金融情勢に衝撃を受けたのをよく覚えています。そこから2年、コロナウイルスによる移動制限が緩和され、ウクライナ侵攻に対する経済制裁等々、複数の要因が重なり、原油価格は高騰しています。もうすぐ七夕ですが、今年は、原油先物の価格を読む力をお願いしたいと思います。七夕のお願い事は1つに限定されるのでしょうか。もしそうであるなら、分離課税の税率が下がるように短冊に書いてくださる方、よろしくお願いします。