環境は足元から第183号
環境は足元から
2019年6月号(第183号)
「環境は足元から」は、環境課が発行する情報誌です。
「環境とわたし」というテーマのもと、市役所職員それぞれの環境への想いや取組について書いた記事を掲載しています。
環境は足元から
食品ロスの削減に向けて
昨今、食品流通業界の商慣習(3分の1ルール)等を起因とした、食品を無駄に捨ててしまう「食品ロス」が話題となっている。国内の食品ロスの量は、平成28年度の推計で643万トン(うち家庭廃棄量:推計291万トン)に上り、国連が食糧難に苦しむ国や機関などに支援した2年分に相当するそうだ。
そんな中、先日、食品ロスの削減を目指し、食品ロス削減推進法が参院本会議で可決、成立した。この制度は、政府や事業者に限らず、消費者を含め社会全体として「食品ロスの削減」への取組みを求めている。まずは、小さな一歩から。一消費者として、我が家においても「好き嫌いによる食べ残し0」を目指し、食品ロスの削減に取り組んでいきたい。
(経営企画課 H.H)
環境は足元から
自転車通勤
みなさん、通勤・通学には何を使っていますか?車、電車、バスですか?
私は、半年前に通勤手段をバイクから自転車に替えました。替えた理由はズバリ運動不足の解消です。高校時代から、まったく変化しなかった体重がここにきて、少しずつ少しずつ増加し・・・心なしかお腹も出てきたような・・・
そこで、ちょっと良い自転車(クロスバイク)を買い、いま家から職場まで片道約10キロ、自転車をこいで45分ほどかけて通っています。時間は以前よりかかるようにはなりましたが、春は荒川土手沿いに満開の桜が見え、新緑の時期はスピードを出すと心地よい風が流れます。秋は帰り道に夕日の映るうろこ雲や、冬は朝の澄んだ空気の向こうにくっきりと富士山が見えます。これからの夏の暑さは少し心配ですが。
今まで車、電車を使っていた方も、自転車での通勤・通学に切り替え、環境にも自分の健康にもプラスな生活をしてみてはいかがでしょうか。ただし、交通安全には気を付けて。
(笹目川保育園 S.H)
バックナンバー
あとがき
みなさんこんにちは。暑い日が続くなと思っていたら急に寒くなったりと、気候の変化が激しい6月ですが、体調を崩したりしていませんか。
さて、今回は「プラスチックごみ」について、少し触れてみたいと思います。
プラスチックごみがきちんと回収されずに風で飛んでいったり、ポイ捨てなどにより、川などから海へ放出される、いわゆる「海洋プラスチックごみ」の問題が、近年、深刻化しています。このままだと2050年には、海の中のプラスチックの量(重さ)が、魚の量を超えるほどになると予想されているそうです。
このようなプラスチックごみの問題に対策を講ずるべく、政府はスーパーやコンビニエンスストアなどで配られるプラスチック製レジ袋の有料義務化について、来年の4月1日の実施を明らかにしました。最近は、スーパーで食品などを買う際にはマイバックを持参する方も多いと思いますが、レジ袋の有料義務化により、今後はコンビニエンスストアや衣料品店、書店などへ行く際にもマイバック持参が必須となりそうです。
このニュースを受けて、環境課の某職員は、市庁舎地下にあるコンビニエンスストアに行く際に、マイバックの持参を始めたようです。できることからコツコツと、地道に続けることが重要です。皆さんもプラスチックごみを増やさない工夫を始めてみませんか。