戸田市防犯フォーラムの開催結果について
2017年(平成29年)2月12日日曜日、戸田市役所5階大会議室において、「戸田市防犯フォーラム」を開催しました。町会・自治会の防犯担当者などをはじめとし、戸田市の防犯に携わる大勢の人たちが、今後の戸田市の防犯対策について意見交換などを行いました。
日時
2017年(平成29年)2月12日 日曜日
午後1時から午後4時15分頃まで
場所
戸田市役所 5階 大会議室ABC
参加者
町会・自治会の防犯担当者
戸田市犯罪のないまちづくり協議会委員
警察関係者
戸田市役所関係者 等
実施内容1
パネルディスカッション
議題「現在の戸田市の犯罪情勢について」
埼玉県警察生活安全企画課地域安全対策室長
埼玉県警察蕨警察署生活安全課長
戸田市市民生活部防犯くらし交通課課長
実施内容2
振り込め詐欺寸劇
埼玉県警察本部 防犯指導班「ひまわり」の皆さま
実施内容3
ワールドカフェ方式による意見交換・意見発表
議題「今後の戸田市の防犯活動について」
論点1 自転車盗難防止の効果を上げる取組み
論点2 振り込め詐欺被害防止の効果を上げる取組み
論点3 自主防犯活動を活性化する取組み
参加者の意見(一部抜粋)
論点1 自転車盗難防止の効果を上げる取組み
学校で施錠徹底の教育を。
交通安全講座のときでも、自転車盗について注意を呼びかければよい。
親子で一緒に施錠の習慣をつける必要がある。
自分の自転車を大事にするという価値観や意識を教育することが大切。
自転車盗がれっきとした犯罪であることを、子どものときから教育すべき。
商業施設等に、盗まれにくい駐輪場を整備するように市からお願いしては。
新たなデザインの自転車盗防止ポスターを作成したほうがよい。
集合住宅の管理人などが定期的に駐輪場を見回って施錠の結果を入居者に報告し、施錠を呼び掛ける取り組みが良いと思う。
街頭にある無施錠の自転車に、警告札を貼り付ける取り組みをしては。
自転車が盗まれた場所や状況を公開すれば市民も警戒するのではないか。
自転車購入時、2個目の鍵に補助金を出しては。
論点2 振り込め詐欺被害防止の効果を上げる取組み
地域や町会で防犯リーダーを育成し、積極的に活動させてはどうか。
予兆電話が多いときは、ATMの前に担当者を配置すべき。
犯人が使う「キーワード」をマニュアル化しては。
ATMの近くに、のぼり旗などを立てて警戒を呼び掛けるべき。
ひとり暮らしの人と地域とのつながりが大切。
ご近所同士の挨拶や声かけ、見守り活動が必要。
学校で教育が必要、防犯カルタなど遊びながら覚えられる教育を。
どのような人がどのような手口で被害に遭ったのか実情を知りたい。
新しい手口が出てきたらどんどん周知してほしい。
詐欺防止機器を無償配布している自治体もあるという、戸田市でも予算化を。
振り込め詐欺犯人からの電話を疑似体験できる機会があるとよい。
論点3 自主防犯活動を活性化する取組み
大型店舗など、企業にもっと協力してほしい。
地域事業として考えれば、町会以外も参加できるのではないか。
地域のために活動していることがあまり知られていない。PRを。
パトロール時間帯の再検討が必要ではないか。
パトロール時間帯を、団体に合わせて設定すればよい。(夕方に活動できる老人会は子どもたちの下校時間帯、働いている若い世代は夜など)
冬用の装備、靴、反射材などが欲しい。
活動していても充実感がない。
パトロール参加者の前に、そもそも町会加入率が低い。
参加メンバーの固定化がみられる(町会役員、長寿会、子供会など)
パトロールする服装でお茶会などをして参加者の親睦を深めればよい。
今日のように他の町会と意見交換をすればやる気と意識が活性化するし、他町会の良いところを取り入れることもできる。
町会ごとに地域安全マップを作成し、危ない箇所を把握すべき。
パトロール内容や出席者をノートに記録してはどうか。
車や自転車に貼る「パトロール中」のステッカーを毎年配布してほしい。
パトロールの際は「たすき」をつけるべきだ。
自主防犯活動団体をもっと利用してほしい。
町会と各種団体の連携が必要。(スポーツ少年団、PTA、子供会などとつながりが持てるようなイベントを。)
「防犯」という言葉がかたい、もっと良いネーミングが必要。
活動するからには怪我などに備えた保険を市で用意してもらいたい。
市民体育祭や学校の運動会で防犯をテーマにした競技を組み込めないか。
担当者より
お忙しい中ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。皆さまからいただいた貴重なご意見を検討し、今後の戸田市の防犯対策にしっかりと反映させて参ります。
今後もこれまで以上に、市民・警察・市が連携し、協働して戸田市を安全・安心なまちにしていきましょう。