市指定文化財(新曽下町観音経)
掲載日:2019年8月20日更新
(2012年8月23日撮影「地蔵のお祭り」)
新曽下町観音経
戸田市指定無形民俗文化財 1987年(昭和62年)3月20日指定
観音経は、観世音菩薩の掛軸を掲げ、締太鼓と大太鼓のリズムに乗せて、観音経や般若心経を全員で唱えます。
江戸時代の寛政年間には既に行われており、観音様の加護を得て水害や疫病などの難から逃れようとして始まったものではないかといわれています。
戦前は、毎月17日、23日の2回行われ、観音経を行う場所は順番で各家々を宿として、道具を運んで行いました。
現在は、毎月17日午後7時頃から新曽下町会館(戸田市新曽南4-1-41)で講を結んでいます。
流儀は特にありませんが、太鼓打ちの中で、一定の間隔で下から上に向かって、太鼓のふちを打つ打法です。
戸田市域の観音経は、かつては各地域で盛んに行われていましたが、現在完全な姿で継承されているのは、新曽地区の新曽下町観音経のみで、戸田市無形民俗文化財に指定されています。
新曽下町観音経の様子
保存団体
新曽下町観音講保存会
保存会の活動
・練習日 毎週木曜日 午後7時から9時
・場所 新曽下町会館
新規入会者を随時募集しています。練習の見学も可能です。
ご希望の方は生涯学習課へお問い合わせください。