市の取り組みは県内外からも注目され、教育委員会や学校に、例年50以上の団体が視察に訪れています。
今後も教育目標である「世界で活躍できる人間」の育成を目指し、子どもたちがこれからの時代を生き抜くためにどのような力が必要かを考え、全国最先端の教育改革を進めていきます。
市が目指す「世界で活躍できる人間」の育成
- 世界に関心を持ち、地球規模で未来を考えることができる子
- 自分の力を他者や社会のために使いたいという意欲を持つ子
- 多様性を理解し、他者と協働して問題の解決に取り組める子
視察受け入れ実績
- 全国各自治体教育委員会(北海道~沖縄)
- 中央省庁(内閣官房、文部科学省、経済産業省、総務省など)
- 内閣官房教育再生実行会議担当室、文部科学省初等中等教育局の視察
- 海外(OECD、 Google、インテル、韓国教育委員会、香港DBS小学校など)
- アメリカの著名な教育ジャーナリストペッグ・タイアさんの視察
- OECD教育・スキル局長アンドレアス・シュライヒャーさんの視察
戸田市の教育の注目ポイント
ポイント1 連携先は70団体以上!産官学民と連携した最先端の学びの導入
これからの世界は、技術革新が進み、多くの仕事がAI(人工知能)に代替されると言われています。そこで、AIを使いこなす力やAIに代替できない力を伸ばすため、企業やNPO法人、国やほかの自治体、大学、研究所などと連携した最先端の学びを導入しています。
プログラミング教育
小中一貫のカリキュラムを全校で実施!
- インテル
- Microsoft
- ベネッセ
など
キャリア・多様性教育
みんなで考える力、多様性を理解する力を育む!
- セサミワークショップなど
英語教育
全小中学校にALTが常駐!
- 青山学院大学
- 香港日本人学校など
経済教育
社会の仕組みを体験的に捉える!
- CEEジャパン
リーディングスキル教育(基礎的な読解力の育成)
全てのとだっ子が教科書を正しく読めるように!
- 国立情報学研究所
ポイント2 社会で通じる本物の課題解決力を育成! 戸田型PBL(プロジェクト型学習)の推進
PBL(Project-Based Learning)は、子どもたちが、各教科で学んだ知識や技能を使って、身近に存在する現実の課題を解決していく授業です。普通の教科の授業では、知識や技能を身に付けたり、その活用法を学ぶことが中心になりますが、PBLの授業では、全ての教科で学んだことを総動員して、実際の問題解決に当たります。
課題解決の流れと育成される力 課題解決力 創造力 主体性など
- 課題の設定
- 情報の収集
- 整理・分析
- まとめ・表現
ポイント3 公立学校情報化ランキング小学校1位、中学校3位! EdTech(Education×Technology)の推進
とだっ子がパソコンを文具のように使えるように、タブレットパソコンを小学校に2,000台、中学校に1,000台導入しました。調べ学習やプログラミング学習などで日常的に活用しています。ほかにも、とだっ子が外国に住む子どもと交流するなど、先進的な技術を活用した学びを推進しています。
ポイント4 特別支援教育、不登校児童生徒サポートなどの充実!多様なニーズへの対応
子どもや保護者の多様なニーズに応えることを目指し、民間企業と連携して子育て学習会を行うなど、複数の共同研究を行っています。また、フリースクールを運営する企業と連携して、不登校児童生徒のための教育支援センター「すてっぷ」を運営し、子どもに寄り添った支援を行っています。
ポイント5 全国に先駆けた取り組み教育政策シンクタンクを設置! EBPM(Evidence-Based Policy Making 客観的根拠に基づく政策立案)の推進
学力向上や学習環境を改善するため、優れた教育政策や教育の実践を科学的根拠に基づき検証しています。6月にデータの分析や蓄積、情報発信のための組織として「戸田市教育政策シンクタンク」を設置しました。