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広報戸田市 2019年5月号

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 市では、アメリカのNPO法人セサミワークショップとの連携による「セサミストリートカリキュラム」の導入をはじめ、教育内容の充実や学習環境の整備を図っています。これからの時代に不可欠となる、夢を実現する力や多様性への理解を育む教育環境の整備などについてご紹介します。

セサミストリートカリキュラムの導入

どんなカリキュラムなの?

 アメリカのNPO法人セサミワークショップは、教育番組「セサミストリート」をはじめ、さまざまなメディアコンテンツや教育プログラムを世界150以上の国と地域に提供しています。これらの教育プログラムの特徴は、その国や地域で最も必要とされる教育的ニーズに沿ったものとなっている点です。

 市で導入を進める「セサミストリートカリキュラム」も、日本の子どもたちに「夢を描き、計画を立て、行動する力」、「みんなで考える力」、「多様性を理解する力」などを育てたいという思いからつくられました。自分の考えをとことん追究し、それを仲間と共有していくプロセスを通じて、自己肯定感や他者への受容性、やり抜く力(GRIT)などの非認知能力も養われます。

今後の展開は?

 現在は、パイロット校である新曽小学校、喜沢小学校、芦原小学校で実践を重ねており、今年度からは市内の全ての小学校で展開していく予定です。

プログラミング教育の推進

 令和2年度からの新学習指導要領では、小学校でのプログラミング教育が必修となります。プログラミング教育は、子どもたちに物事の解決の手順などを考える力であるプログラミング的思考を育成することを主な目的としており、市が目指す「AIでは代替できない能力」や「AIを使いこなす能力」の育成につながる重要な力の一つです。

 市では、全面実施に先駆け2018年度から小学・中学一貫カリキュラムのもと、市内全小学・中学校でプログラミング教育を開始しています。今後も、産官学民の知のリソースを活用しながら、全国に先駆けた実践に取り組んでいきます。

子ども大学とだ 小学4年~6年生を対象に実施中

 市・大学・企業・NPOなどが連携して、小学4年~6年生を対象に知的好奇心を刺激する学びの機会を提供する事業です。

 昨年度は、夏休み4日間の日程で開校しましたが、定員30人を上回る申し込みがあり、とても人気の講座となりました。

 今年度は、開催期間を5日間に拡大し、学びを深めながら興味関心が高まるような内容を現在企画しています。広報戸田市6月号およびホームページなどで受講を案内予定です。

学校における働き方改革

 市の教育委員会では、教員が児童生徒と向き合う時間を確保し、教育活動に専念できるよう業務改善を推進しています。本年度はさらに、民間企業と連携しプロトレーナーの部活動サポート事業を実施していきます。

取組例

学校閉庁日の設定(2019年8月11日~16日)

教職員の休暇取得促進および健康増進、省エネルギー対策上の効果を高めることを目的に、学校を閉庁する期間(サマーリフレッシュウィーク)を設定

電話の取次時間を設定

小学校 午前7時30分~午後6時

中学校 午前7時30分~午後7時30分

戸田市部活動方針の策定

  1. 平日の活動時間は1日2時間以内 
  2. 早朝練習の禁止
  3. 1週間のうち2日以上(平日1日以上、週末1日以上)を休養日に設定するなど

部活動サポート事業

プロトレーナーからの科学的根拠に基づく指導により、部活動を通じて生徒の健全な成長と教員の働き方改革を推進する

ICT環境の整備

タブレット型パソコンをさらに増設!

 2018年度は、小学校にタブレット型パソコンを約2,000台整備しました。今年度は中学校に約1,000台のタブレット型パソコンを整備し、小学校から中学校への切れ目のない教育環境を整えます。

学校施設の再整備

戸田東小学校・中学校 建替工事が進んでいます

 今年の8月にプールが完成します。屋内型(屋根付き)で天候に左右されず、床が上下可動式となっており、小学生から中学生まで使用できる8コースのプールです。


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