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広報戸田市 2018年6月1日号

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 6月といえば梅雨、梅雨といえば、カビ。今月はカビの話です。最近テレビ番組で夏バテ防止食品として推奨されている甘酒は、麹カビによるありがたい産物です。一方、カビによる厄介な病気が過敏性肺炎です。

 過敏性肺炎は、空気と共に吸い込んだ特定の物質が抗原となって肺で起こるアレルギー疾患です。いろいろな物質が抗原となりますが、特にトリコスポロンというカビがこの病気の原因として有名です。

 トリコスポロンは、台所や風呂場など水回り下の常にじめじめして腐った木などがある所にたくさん生えています。重症になれば高熱や息切れが生じますが、軽い場合は咳と発熱といった風邪とよく似た症状なので放置しがちです。おまけにカビが生えた場所から遠ざかっていると症状が軽くなるので、治ったと勘違いしてしまいます。長年このようなことを繰り返しているうちに、次第に肺が線維化して硬くなり息切れが進行していきます。

 長引く咳、旅行で自宅を離れたら症状が軽快したのに帰ったら再び悪くなったという場合は過敏性肺炎かもしれません。胸部レントゲンやCTで診断が可能ですので、医療機関を受診しましょう。


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