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広報戸田市 2018年3月1日号

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大切な命を守るため、災害について考える いざという時のために知っておきたいこと

 もうすぐ東日本大震災から7年、熊本地震から2年が経ちます。私たちが自然災害から自身や大切な人の命を守るためには、日頃からの備えが肝要です。今回は、首都直下地震が発生した場合の市内の被害想定や、被害を減らすためにできる対策、そして万が一災害が起こった時のための情報収集の方法についてご紹介します。

事前準備について知ろう!

1 首都直下地震の戸田市の震度予測

 首都直下地震とは、首都圏を含む南関東エリアで、今後30年以内に70パーセントの確率で起きることが想定される大地震です。もしこの地震が発生した場合、市内では最大で震度6強の大きな揺れが発生すると予想されています。

最大で6強を想定

震度6弱
  • 立っていることが困難になる
  • 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある
震度6強
  • 立っていることができない、飛ばされることもある、大きな地割れが生じることもある

2 ライフラインの復旧予測

電力 6日 照明、家電、IHコンロ
電話 14日 固定電話
上下水道 30日 飲み水、トイレ
都市ガス 55日 お風呂、ガスコンロなど

資料:2012年・2013年度埼玉県地震被害想定調査

インターネットがつながらなくなった時に役に立つ仕組みもあるのよ

3 地震に強い家にして命を守りましょう

 1995年の阪神・淡路大震災では、死因の約8割が家屋の倒壊による圧死、窒息死だとされています。また、負傷者の約半数は家具の転倒や落下が原因だとされています。これらの被害を防ぐには、住宅の耐震化や家具の固定などを実施し、地震に強い家にする必要があります。市では、日頃からの備えを促進するための補助制度を設けていますので、ぜひご活用ください。

(1)既存住宅耐震診断・改修補助金制度

 1981年以前に着工された住宅の耐震診断と、耐震改修工事に対する補助制度を実施しています。

お問い合わせ

まちづくり推進課 電話番号 048-441-1800(内線334)

(2)家具転倒防止器具給付事業

 家具転倒防止器具の設置が難しい世帯(70歳以上の人のみの世帯などの要件あり)に器具の給付設置を実施しています。

お問い合わせ

長寿介護課 電話番号 048-441-1800(内線285)

(注釈)県でも耐震診断、耐震改修設計・建替設計、耐震改修工事・建替工事の補助制度や家具固定サポーター登録制度(一部有償)あり。詳しくは県ホームページをご覧ください

(3)マンションや事業所向け 戸田市マンション及び事業所防災資器材整備補助金制度

補助対象団体

市内に所在するマンションおよび事業所の内、所定の条件を満たす団体

補助額

対象となる防災資器材購入経費の2分の1(最大10万円)

(注釈)詳しくは市ホームページをご覧ください

4 災害時に備えて備蓄をしよう

 災害時には、市で備蓄する非常食や飲料水が皆さんに十分に支給されるとは限りません。衣服や靴などのサイズがあるもの、眼鏡や常備薬、アレルギー対応の食品など、普段から使い慣れているものは自身で用意しておく必要があります。また、食料品や日用品などは7日分程度の備蓄が推奨されています。この機会に、今一度ご家庭の備蓄を確認しましょう。

ローリングストック法

  1. 置いておく
  2. 消費する
  3. 買ってくる

7日間備蓄を実現するための知恵

1日~3日目 冷蔵庫・冷凍庫の食材を活用
  • 冷蔵庫に食材を買い置きし、冷凍庫にもご飯やパン、野菜、冷凍食品などの備蓄をしましょう。
    (注釈)食パンや野菜などは自然解凍により食べることも可能です
  • 停電時は、クーラーボックスや保冷剤を活用して食材を保存しましょう。
    (注釈)氷は溶かして飲料水として活用も可能です
4日~7日目 ローリングストック法で備蓄した非常食を活用
  • 缶詰:野菜や魚、果物の缶詰は栄養補給に役立ちます。
  • フリーズドライ食品(スープなど):食欲がない時はスープが効果的です。
  • 乾麺(ラーメン ・パスタなど):ゆで時間の短いものが便利です。

万が一のときの…情報収集のツールを知ろう!

 災害が発生する危険性が高まっている時や災害発生時には、テレビやラジオなどさまざまな方法で情報が発信されます。災害時に重要となる情報収集の方法として、市が提供するものの一例を紹介します。

戸田市防災行政無線無料テレホンサービス

 市内に設置している防災行政無線からの放送内容をフリーダイヤルにより無料で確認することができます。

戸田市防災行政無線無料テレホンサービス フリーダイヤル 0120-13-8882

スマートフォン用アプリ「tocoぷり」

 戸田市の公式スマートフォン用アプリである「tocoぷり」では、日頃からまちの情報を閲覧、投稿ができるほか、防災行政無線の放送内容も配信しています。

スマートフォン用アプリ「Yahoo!防災速報」

 Yahoo!Japanが提供するスマートフォン用アプリ「Yahoo!防災速報」では、緊急地震速報や豪雨予報を受け取れるほか、災害時には避難所の開設状況など、市からの緊急情報をプッシュ通知によりお知らせします。

事前に読んでおきましょう

 今回の特集の内容などを一冊にまとめた「戸田市ハザードブック」「マンション防災パンフレット」を配布しています。

(注釈)市ホームページでも公開中

新サービス「いいとだメール」戸田市防災情報メールが変わります

 危機管理防災課が配信している「戸田市防災情報メール」は、2018年3月末までで配信が終了し、新サービス「いいとだメール」に統合されます。それに伴い、これまでどおりに防災情報の配信を希望する人は新たに「いいとだメール」の登録が必要になりますので、再登録をお願いします。

新サービスを登録しよう! 「いいとだメール」で日々の情報収集を一元管理!

「いいとだメール」に関する情報や登録方法など、詳しくは市ホームページをご確認ください。

受け取りたい情報を選択して受信!
  • 戸田市防災情報メール
  • 戸田市○○メールサービス
  • 戸田市○○メールサービス

災害時にネットにつながらない…こんな時は?

全国初!災害時には無料で無線LANが利用できます!

 市ではこの度、災害時統一 SSID「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)の提供事業者として認定され、2017年12月25日(月曜日)に認定証授与式が行われました。この認定により、災害時に契約している通信会社に依存せず、主な公共施設・避難所などで無料で市の提供する無線LANを利用できるようになります。ぜひ覚えておきましょう。


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