「史ある記マップ」を利用して戸田市の文化財をめぐろう!! 下戸田コース編
市では、市内の文化財や寺社などをまとめた「戸田市史ある記マップ」を作成し、5つのコースを紹介しています。
今回は、中山道や「戸田の渡し」など多様な文化財がある下戸田コースをご紹介します。下戸田のお寺・神社などを散歩し、戸田の歴史を感じてみませんか。
戸田市史ある記マップは文化財をめぐるコースを、写真付きで解説しています。市役所3階生涯学習課・2階総合案内、郷土博物館、戸田公園駅前行政センターで無料配布しています。
- 美女木コース
- 笹目・早瀬コース
- 新曽コース
- 上戸田コース
- 下戸田コース
文化財とは…?
長い歴史の中で生まれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産です。文化財には、有形文化財や無形文化財、天然記念物などの種類があり、法律や条例によって保護されています。文化財は調査・研究を経てその価値を明らかにし、郷土の歴史や文化を活用されています。
文化財保護強調週間
2017年11月1日~7日
下戸田コース
下戸田氷川神社~(0.3キロメートル)正覚院~(0.8キロメートル)常福寺~(1.8キロメートル)戸田渡船場跡(記念碑)~(0.1キロメートル)水神社~(0.2キロメートル)地蔵堂~(0.6キロメートル)三代目戸田橋の親柱(戸田橋親水公園)~(0.9キロメートル)稲荷社~(0.8キロメートル)中山道説明板(下戸田ミニパーク)~(0.4キロメートル)~薬師堂
(1)下戸田氷川神社
旧下戸田村の鎮守として古くから崇められており、祭神は素戔嗚命などです。また毎年7月の夏祭りと10月の秋祭りに下戸田ささら獅子舞を披露しています。
(2)正覚院
真言宗のお寺で、室町時代の中頃1470年に開かれました。
(3)常福寺
- 寛政の宝篋印塔(市指定文化財)
- 名号塔(市指定文化財)
浄土宗のお寺で、室町時代の終わり頃の1518年に開かれました。境内の寛政の宝篋印塔や名号塔は、市の指定文化財に指定されています。
(4)戸田渡船場跡(記念碑)
戸田の渡しは戦国時代の中頃1570年代からあったという記録が残っています。1875年に木橋の戸田橋が完成するまでは、人々の足として親しまれていました。
(5)水神社
- 川岸の獅子頭(市指定文化財)
戸田の渡し付近は、昔から洪水が発生しました。そのため水神様をお祭りし、洪水の被害に遭わないよう、深く信仰したようです。
(6)地蔵堂
江戸時代の「中山道分間延絵図」にも記録されている古いお堂です。
(7)三代目戸田橋の親柱(市指定文化財)
三代目戸田橋は、当時の技術を集めた近代的な鉄製トラス橋で1932年に完成しました。完成後は日本一美しい橋として話題を呼びました。
(8)稲荷社
この稲荷社は川岸地区のお稲荷様を祭るために建てられました。
(9)中山道説明板(下戸田ミニパーク)
下戸田ミニパークの脇にある小道は、中山道の一部といわれています。
(10)薬師堂
ご本尊は薬師如来であり、他にも日光・月光菩薩や十二神将が祭られています。