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広報戸田市 2017年11月1日号

 秋も深まり、紅に色づき始めた木々の葉。艶やかな赤や黄に包まれる街並みは、まるでキャンバスに描かれた芸術作品のようです。日々変化する街色を愛でることは、私の秋の楽しみ方の一つでもあります。

 さて、今月3日は文化の日です。現在、市内には先人たちから受け継がれてきた41の文化財があります。文化財は、長い歴史の中で生まれ、今日の世代に守り伝えられてきた市民共有の財産です。これらは、地域の歴史、文化などを正しく理解する上で欠かすことのできない大変貴重なものであり、これらを活用していくことで文化の発展や地域の活性化、そして郷土愛の醸成につながっていくものです。

 文化財には、有形文化財、無形文化財、民俗文化財、天然記念物などがあり、「下戸田ささら獅子舞」や「沖内囃子」などの無形民俗文化財は、夏祭りなどで一般公開されます。また、その他の文化財の所在を確認するには、今号の特集でも取り上げた「戸田市史ある記マップ」が便利です。マップには、文化財を巡る地域ごとのコースも掲載していますので、ぜひご活用ください。

 文化・芸術にふれる機会が多いこの季節。ぜひ、マップを片手に、先人たちの深い歴史に想いを馳せる小旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。